TWICEダヒョン主演！「青春ってこんなに苦しくて、愛しい」話題の恋愛映画にキュンが止まらない『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』

『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』 8月8日（金）公開

この作品、どこかで聞いたような題名だと思った人もいるかもしれません。本作は、台湾のギデンズ・コー監督によるヒット作『あの頃、君を追いかけた』の韓国リメイク版です。日本でも山田裕貴さんと齋藤飛鳥さんの主演でリメイクされています。

将来の夢もなく、男友達と遊んでばかりのジヌは、恋愛とは無縁の高校生活を謳歌していました。しかしある出来事をきっかけに、美しさと品格を兼ね備えたクラスの模範生・ソナに抱く、自分の思いに気づきます。みんなの憧れの存在であるソナと少しずつ心を通わせ、青春の日々が色濃くなっていくジヌ。特別な絆を築き始めた2人ですが、高校を卒業するとそれぞれの大学生活が始まり、やがてすれ違いが生まれるようになります......。

高校生から大人になるまでの青春ラブストーリーなのですが、本当に甘酸っぱいんです。好き同士なら、もうくっついちゃいなよ！と傍から見ていて思うような関係のジヌとソナ。でも、当人たちはお互いの気持ちに確信が持てずにいる様子が繊細に描かれています。

ソナ役のダヒョンは、日本でも人気の高い韓国のガールズグループ「TWICE」のメンバー。本当にこんな子がクラスにいたら、みんな好きになっちゃうよね......と納得の美人でした。相手役のジヌを演じたジニョンも印象的で、韓国版ということで兵役期間が描かれているのも、韓国をよく知る人には共感やキュン度が高まるシーンになっていると思います。

台湾版や日本版を見ることで、現代の「You Are the Apple of My Eye」の意味がより深くわかると思います。最愛の人という意味ですが、直訳すると「目に入れても痛くないくらい愛おしい」となり、赤ちゃんやペットに使われることが多い表現です。この原題も、最後まで2人を見届けたときに、「本当に素敵なタイトルをつけたな」とじわじわと映画のシーンを思い出しながら、こみ上げてくる感情があることでしょう。

好き同士の両思いになるまでの過程って、他人の恋愛を見ているとすごく面白くて......。もしかしたら、最近恋愛リアリティーショーが流行っているのも、そういう需要があるからなのでは？と思ったり。本作も、まさにそんな要素が詰まっています。
たくさんの男子が憧れるクラスのマドンナが、最後に選ぶのはいったい誰なのか。ぜひ劇場で確かめてみてください。

（文／杉本結）

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