もやもやレビュー

ようこそ妖のいる世界へ!『ホリックxxx HOLIC』

『ホリック xxxHOLiC』 4月29日(金・祝)公開

原作は累計1400万部を突破している創作集団・CLAMPの伝説的大ヒットコミック。
『ヘルタースケルター』『Diner ダイナー』の蜷川実花監督が独特で彼女らしい鮮やかな世界観で初の実写映画化に挑んだのが本作だ。

実は、本作は以前WOWOWでもドラマとして映像化されている。
妖が見えてしまう主人公の高校生・四月一日(ワタヌキ)。彼はその体質を改善したいと願ってある店に迷い込む。そこは願いを叶える場所。願いを叶えるためにはそれに見合う同等の対価が必要だという店の店主・侑子は願いを叶えるために1番大切なものを差し出すように四月一日に告げた。
そんな不思議な出会いから四月一日は侑子の元でバイトを始める。
友人・百目鬼(ドウメキ)とひまわりちゃんとの生活の中で大切なものを探す四月一日。彼の不思議な力を求めて近寄る女郎蜘蛛と彼の運命は----。

holic_sub2.jpg

筆者、幼い頃から大のCLAMPファンだ。
CLAMPという創作集団が生み出した作品はmarvel作品のように1つ1つの作品が単独で楽しめるようにありながらも、並行世界として別の作品とリンクしていたりする。CLAMP沼とでもいうべきだろうか。本作も、連載当時同時進行していた漫画『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』とリンクしていた。どんな風にリンクしているかというとこの作品の店の店主・侑子さんは次元の魔女と呼ばれる存在であり、もう1人『カードキャプターさくら』の世界を中心に登場するクロウリードという魔術師と通信をとりながらさまざまな作品に登場しているのだ。
他にも本作にも登場するモコナというキャラクターも『レイヤース』という別の作品から広く登場している。

【3月1日(火)18時解禁】ホリック_侑子キャラ写真.jpg

正直な話、CLAMPの作品の実写化は難しいと思っていた。だが、本作は監督が描く鮮やかな色彩がベストマッチしている! CLAMPの作品どれとでも監督と相性良くいくとは思えない。ここじゃないとダメとも言えるくらいピースとピースがピッタリと組み合わさったような感じがした。原作でも人気のエピソードが主軸となり長い原作をうまくまとめ上げていた。
人の出逢いや別れのタイミングの全ては縁であり、抗うことの出来ない運命という作品の世界にどっぷり浸って欲しい。

(文/杉本結)

***

【3月1日(火)18時解禁】ホリック_四月一日&侑子キャラ写真.jpg

『ホリック xxxHOLiC』
4月29日(金・祝)公開

監督:蜷川実花
原作:CLAMP「xxxHOLiC」(講談社「ヤングマガジン」連載)
出演:神木隆之介、柴咲コウ、松村北斗、玉城ティナ ほか
配給:松竹、アスミック・エース

2022/日本映画/110分
公式サイト:https://xxxholic-movie.asmik-ace.co.jp
©2022映画「ホリック」製作委員会 ⓒCLAMP・ShigatsuTsuitachi CO.,LTD./講談社

« 前の記事「もやもやレビュー」記事一覧次の記事 »

BOOKSTAND 映画部!

BOOKSTAND

BOOK STANDプレミアム