もやもやレビュー

恋に盲目になると起きる大惨事『悪魔の恋人』

悪魔の恋人 [Blu-ray]
『悪魔の恋人 [Blu-ray]』
マーク・ウォールバーグ,リース・ウィザースプーン,ウィリアム・ピーターセン,エイミー・ブレネマン,ジェームズ・フォーリー
ジェネオン・ユニバーサル
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 『キューティ・ブロンド』シリーズのリース・ウィザースプーンと、『テッド』シリーズのマーク・ウォールバーグが共演するサイコサスペンス『悪魔の恋人』。1996年に製作された本作は、ティーンエイジャーならではの"盲目な恋"が引き起こす大惨事を描いています。

 高校生のニコールは、あるカフェで青年デビットを見かけ、その後クラブにて再会。2人は急激に恋に落ちます。さらにデビッドは付き合って間もないのにニコールの家族に紹介してほしいと話し、ニコールは喜んでそれに承諾。早速家族に紹介したニコールでしたが、彼女の父は、デビットの不審な動きに警戒心を抱き、交際に反対します。しかし、ニコールは彼にゾッコンのため、全く耳を貸そうともしません。そんな中、ニコールが男友達とハグをしているところを目撃したデビットは凶変し、男友達を何度も殴り、さらにはニコールにも怪我をさせてしまうのです。

 恐ろしすぎる本性を見せては、「君を愛しているが故の行動だ」とニコールの気持ちを言葉巧みに取り戻すデビッド。彼のニコールへの執着心がまさに異常で、映画の後半にはその異常性にプラスで"暴走モード"が加わり、とんでもない事態に発展していきます。「恋は盲目」なんて言葉はしょっちゅう耳にしますが、盲目は本当に危険!ということをあらためて実感させられた一本でした。ちなみにリースもマークもとっても若い! 今ではハリウッドを代表する俳優となった2人の初々しい姿も必見です。

(文/トキエス)

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