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圧倒的なパフォーマンスを大画面でぜひ!『キャッツ』

『キャッツ』 絶賛公開中!

 日本では劇団四季でよ〜く知られている「キャッツ」。そんなミュージカルの金字塔がついに映画化。監督は『レ・ミゼラブル』のトム・フーパーで、世界的バレエダンサーのフランチェスカ・ヘイワードが主演に大抜擢。さらには超絶人気ポップスターのテイラー・スウィフトが出演!しかも、テイラーがアンドリュー・ロイド・ウェバーと共同制作した新曲「Beautiful Ghosts」が第77回ゴールデン・グローブ賞の「ベスト・オリジナル・ソング」賞にノミネートされるなど、公開前から大盛りあがりの本作。ストーリーよりパフォーマンス重視の作品でした。

 臆病な白ネコのヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード)が迷い込んだのは、ロンドンの片隅にあるゴミ捨て場。そこには、マジックの得意なネコや、盗みが得意なネコ、シアター向けのネコなどなど、個性豊かなジェリクルキャッツがいました。しかもその日は、新しい人生を送ることのできるネコが一匹だけ選ばれる特別な夜だったのです。選ばれるためにパフォーマンスをするネコたちのスペシャルな舞踏会がついに幕を開け......

主人公・ヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード).jpg

 オープニングは誰でも耳にしたことのある「ジェリクルソングス・フォー・ジェリクルキャッツ」が流れ、ノリノリに! ミュージカル映画ということもあり、ストーリーラインよりも圧倒的なパフォーマンスに心奪われます。歌って踊って特別な夜を再現する出演者たち。素晴らしく力強い歌声のほか、長年養われたバレエの実力を目の前で見せつけられているような、そんな感覚が味わえます。
 実は鑑賞前に出演者であるジェームス・コーデンが「僕は本編を観てないんだよ。CGが良くないんだってね」とラジオで語っていたのを聞いてしまった私。視覚効果に少々「あれ?」と思ってしまったのが本音です。それでも気になる部分をカバーするほどの驚異のパフォーマンスに拍手を贈りたくなりました。ミュージカルを観に行った感覚で楽しんでもらいたい一本です。

(文/トキエス)

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『キャッツ』
絶賛公開中!

監督:トム・フーパー
脚本:リー・ホール、トム・フーパー
原作・原案:T.S.エリオット、アンドリュー・ロイド=ウェバー
出演:ジェームズ・コーデン、ジュディ・デンチ、ジェイソン・デルーロ、イドリス・エルバ、ジェニファー・ハドソン、イアン・マッケラン、テイラー・スウィフト、レベル・ウィルソン、フランチェスカ・ヘイワードほか
配給:東宝東和

原題:Cats
2019年/イギリス・アメリカ合作/109分
公式サイト:https://cats-movie.jp
© 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.  

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