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あなたも魅了される! 笑って泣けるタイカ・ワイティティ・マジック『ジョジョ・ラビット』

『ジョジョ・ラビット』 1月17日(金)より公開中!

 幼き頃に観た『戦場のピアニスト』の影響か、第二次世界大戦下のドイツを舞台にした作品って悲しすぎて見れない私。しかし、悲しすぎるイメージを見事に払拭してくれて、しかも笑って泣けるほっこりムービーに出会えました! その名も『ジョジョ・ラビット』。本作は第44回トロント国際映画祭にて観客賞を受賞、さらには本年度アカデミー賞の最有力候補とも言われているビッグ作品なんです。

 主人公は10歳の少年、ジョジョ。彼には空想のお友達、アドルフ・ヒトラーがいます。アドルフのサポートを胸に、ジョジョは青年少年団のヒトラーユーゲントで立派な兵士になろうと奮闘中ですが、ある日、訓練でうさぎを殺すように言われます。あまりの恐怖でうさぎを殺すことのできなかったジョジョは「ジョジョ・ラビット」というあだ名をつけられてしまいます。自分は弱いのか......いやそうじゃない! りっぱな兵士になる!と可愛らしいジョジョは懸命に任務をこなそうとします。そんな中、心優しい母親と二人暮らしをする家の壁の中に、ユダヤ人の少女エルサが匿われていることに気づき......。

 タイカ・ワイティティ監督、実は本作でアドルフ・ヒトラーの役も演じています。ジョジョとの掛け合いがなんともチャーミングで、あの威厳あるヒトラーを"ちょっとお茶目な人"という新しい視点で見ることができます。
 戦争下にあっても前を向いて明るく振る舞う母親役にスカーレット・ヨハンソン、破天荒すぎてロックな生き方をする大尉役にサム・ロックウェルなど、豪華キャストたちが戦争下の厳しい時代を舞台にハートフルなストーリーを作り上げていってくれます。

 正直、劇場でこんなにも必死に涙をこらえた作品はありません。別に泣いたらいいじゃん...と思いますが、これだけ前向きにしてくれる明るい映画の途中で泣いたらもったいない!という謎の感覚に襲われます(笑)。これぞタイカ・ワイティティマジック! 新しい戦争映画なので、戦争映画が悲しすぎて苦手という方にぜひともオススメしたい一本です。

(文/トキエス)

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『ジョジョ・ラビット』
1月17日(金)より公開中!

監督・脚本:タイカ・ワイティティ
出演:ローマン・グリフィン・デイビス、タイカ・ワイティティ、スカーレット・ヨハンソン、トーマシン・マッケンジー、サム・ロックウェル、レベル・ウィルソン 他
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

原題:JOJO RABBIT
2019年/アメリカ/109分
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/jojorabbit/
©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation &TSG Entertainment Finance LLC

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