エル・ファニング演じる内気な少女の歌声に鳥肌!『ティーンスピリット』
『ティーンスピリット』 2020年1月10日(金)角川シネマ有楽町/新宿ピカデリーほか全国ロードショー
近年『ボヘミアン・ラプソディ』や『ロケットマン』など音楽映画がブームとなっていますが、そんなブーム真っ只中に公開されるのが、『ティーンスピリット』(1月10日公開)。現在ハリウッドでの活躍が目立つ21歳の女優エル・ファニングが、自身で劇中歌を歌い上げる青春音楽映画で、あの『ラ・ラ・ランド』のスタッフも再結集していることでも話題に!
主人公は、イギリスのワイト島に住むティーンエイジャーのヴァイオレット(エル・ファニング)。内気な性格で友人も少ない彼女は、ある日、人気オーディション番組「ティーンスピリット」の予選がワイト島で開催されることを知り、人生最大の決意をします。ヴァイオレットは歌手になる夢を叶えるために、「ティーンスピリット」に参加! 協力者たちとともに歌手デビューを目指します。
音楽オーディションといえば、ワン・ダイレクションやリトル・ミックスを生み出した「Xファクター」を思い浮かべる人も多いのでは。あの "見ている者すべてをアツくさせてくれるドラマ"を生み出すオーディション番組は、世界中で人気を博しており、日本の番組でも紹介されるほど。私もワン・ダイレクションのオーディションを見て、劇的に感動した記憶が残っているのですが、あの時感じた現実味溢れる感動やアツさみたいなものが、不思議と本作でも感じ取れるのです。
ちなみに、エルは本作のためにヴォーカルトレーニングを約3ヶ月も積み、劇中歌をすべて自分の歌で披露。なんだか初々しくてエネルギッシュで美しい、でもどこか不完全な気もする......そんな歌声はエル独特なもので、ついついまた聞きたいと思ってしまうのもポイント。そして、そんなエルの姿をみんなで応援したなる作品。本作は、主人公のヴァイオレットに感情移入できるだけはなく、一人のオーディエンスとして本作に参加しているような気分にさせてくれるアツイ一本です。ぜひ彼女の力強い歌声を、大スクリーンで体感してみてはいかがでしょう。
(文/トキエス)
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『ティーンスピリット』
2020年1月10日(金)角川シネマ有楽町/新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督・脚本:マックス・ミンゲラ
出演:エル・ファニング、ズラッコ・ブリッチ、レベッカ・ホール、アグニエシュカ・グロホウスカ
配給:KADOKAWA
原題:Teen Spirit
2019/イギリス・アメリカ合作/94分
公式サイト:https://teenspirit.jp
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