もやもやレビュー

上司に好かれやすい態度の見本になる『ミニオンズ』

映画『ミニオンズ』 は、7月31日(金)全国ロードショー!

 新入社員の皆さんも、夏になり、徐々に会社に慣れてきたのではないだろうか。でも慣れれば慣れるほど、「この上司と、どうやってうまく付き合っていこうか......」など、上司への対応に頭を悩ませる方も多いだろう。そんな方にこの夏ぜひ観てほしい映画が『怪盗グルー』シリーズ最新作『ミニオンズ』。黄色い謎の生物ミニオンは『怪盗グルー』シリーズでかなりの存在感を示していたのだが、今回はそんな彼らが主役! 彼らが生まれたときから、グルーに出会うまでのストーリーを面白可笑しく知ることができるのだ。

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 ミニオンズが怪盗グルーに仕える理由。それが、ついに本作で明かされた。彼らの生き甲斐は、その時代の最強で最悪なボスの仲間になること。しかし昔から、ミニオンズが仕えたボスたちは、なぜか長生きできない。ドラキュラに仕えた時には、サプライズでバースデーをお祝いし、カーテンを一気に開けてボスを灰にしてしまったりする。いつしかボスたちはいなくなり、ミニオンズは生き甲斐をなくしかけていた......。そんな中、1人のミニオン、ケビンが立ち上がり、ロックスターを夢見るスチュアートと小心者のボブを連れ、仲間のために最強最悪のボスを見つけようと危険な旅に出ることを決意!

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 ボスのためならなんでもするミニオンズ。本作で最強の悪党スカーレット・オーバーキルに仕えることになった時も、嫌な顔ひとつしない(あまりの恐怖に怯えたりすることはあるが)。本作には、彼らがボスのために一生懸命行動したり、ミニオンズ同士、喧嘩をしても常に強い絆で結ばれていて協力しあったりと、新入社員に大切な心得みたいなものがいっぱい詰まっているような気がする。

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 今の上司がたとえすごく怖い上司でも、怯えたりすることは決して悪くないのだと思う。それより仲間と力を合わせて、「どうすれば上司が喜ぶか」を考え仕事に没頭することが大切なのだと教えてくれる。そんなミニオンズをお手本にすると、いつしか恐怖心はなくなるのかもしれない。

 本作を観れば、悪い意味で環境に慣れてしまった人は、新入社員の初々しい気持ちを取り戻せることができるし、いつまでたっても上司と仲良くなれない人は、上司との上手な付き合い方を学ぶことができるだろう。そしてドジだけどキュート、いつも前を向いて、おおらかに笑うミニオンズが大好きになること間違いなし。

(文/アヤカ)

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『ミニオンズ』
7月31日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー

監督:ピエール・コフィン、カイル・バルダ
声の出演(日本語吹替版):天海祐希、バナナマン(設楽統、日村勇紀)、宮野真守、LiSA、藤田彩華、山寺宏一、真田広之(ナレーション)、笑福亭鶴瓶
配給:東宝東和

2015/アメリカ/91分
原題:『Minions』

公式サイト:http://minions.jp
© 2015Universal Studios.

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