タランティーノ監督が「完璧な映画」と称した1974年ホラー『悪魔のいけにえ』
- 『悪魔のいけにえ 公開40周年記念版(字幕版)』
- マリリン・バーンズ,アレン・ダンジガー,ポール・A・パーテイン,ウィリアム・ヴェイル,テリー・マクミン,エドウィン・ニール,ジム・シードウ,ガンナー・ハンセン,ジョン・デュガン,トビー・フーバー,キム・ヘンケル,トビー・フーバー
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クエンティン・タランティーノ監督が「完璧な映画」と称した1974年のトビー・フーパー製作『悪魔のいけにえ』。いくつかの国で上映禁止となるほどのグロテスクな内容であるにも関わらず、長年愛され、これまで前日譚や続編、リメイクなどが作られてきました。最も影響力のあるホラー映画と言える本作の人気は、止まることを知らず、最近では、本作に基づいたサバイバル対戦ゲームも登場し、再び話題になっています。
舞台は1973年。墓荒らしが多発していたテキサス州に、サリーと兄フランクリンは友人を連れ、家族の墓の無事を確認するためにやってきました。道中でヒッチハイカーを乗せた一行ですが、ヒッチハイカーは自傷行為をしはじめ、さらにフランクリンをナイフで切り付けます。慌てて彼を追い出した一行でしたが、車の外には血で何かの文字のようなものが書かれていました。さらにガソリンスタンドでガソリンが売っていないことから、一行は不安なままサリーたちの実家跡に到着。しかし、川遊びに行った友人たちが戻ってこなくなり......。
若者たちが殺人鬼一家に遭遇してしまうストーリーで、多くの人に恐怖を与えた本作。名作と言われる本作は、低予算で作られ、しかも製作はかなり荒っぽかったそう。それを物語っているエピソードがあるのですが、それは、映画のプロローグを担当したナレーターが、Paradeの取材で、報酬をお金ではなくマリファナで受け取っていたことを明かしたこと。ちなみに前述した通り、本作はゲーム化されていることから再び話題になっています。また、ゲーム「バイオハザード7」でも本作のシーンに酷似しているシーンが登場。映画業界のみならずゲーム業界にも多大な影響を与えた一本。一度も見たことない人にはぜひおすすめしたい作品です。
(文/トキエス)