スマホ1台で繰り広げられる息子の救出劇『デスパレート・ラン』
『デスパレート・ラン』 5月12日(金)より公開中
インターネットを駆使し、行方不明の娘を探す『search/サーチ』や、電話一本で女性を救出させる『The GUILTY/ギルティ』など、観客にスリルを届けたシチュエーション・スリラーはこれまでたくさん公開されてきましたが、このジャンルの新作『デスパレート・ラン』が5月12日(金)より公開中です。本作は、2度アカデミー賞にノミネートされた女優ナオミ・ワッツが主演を務め、スマホ1台でなんとか息子を救出しようと奮闘する母親の物語。
1年前に夫を交通事故で亡くしてしまったエイミー(ナオミ・ワッツ)は、部屋に閉じこもる高校生の息子ノアを無理やり起こし、学校へ行くように促します。そんな彼女は、ジョギングで森へと入っていくのですが、そこで、ノアが通う学校で銃乱射事件が発生したことを知ります。小学生の娘エミリーの無事は確認できたものの、ノアの携帯に連絡しても留守番に......。ノアは自宅にいるのか、それとも学校へ行ったのか。エイミーはパニックになりながらも、なんとか電話が繋がる人から情報収集をして、息子の無事を確認しようとします。
ちょっとエイミー、どこまで走ってきちゃったの!? と思うほどの無人の森で繰り広げられる物語。そこでエイミーはなんとかライドシェアサービスの車を手配するのですが、銃乱射事件のせいで道路が閉鎖されてしまい、まったく拾ってもらえないのです。そんなエイミーは必死で走りながらも、ママ友や、両親の車の修理を頼んだ修理屋の人などと電話をして、なんとか状況を把握しようとします。こんなに色んな人に電話しているのに、誰も迎えにこないの......?というツッコミが入ってしまいそうになりましたが、エイミーが走って、走って、走りまくる、まさにタイトル通りの作品でした。彼女が最後にした驚きの行動にも注目です。
(文/トキエス)
『デスパレート・ラン』
5月12日(金)より公開中
監督:フィリップ・ノイス
出演:ナオミ・ワッツ、コルトン・ゴボ
配給:イオンエンターテイメント
原題:The Desperate Hour
2021/アメリカ/84分
公式サイト:https://desperate-run.jp
予告編:https://youtu.be/DKathSTlrqI
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