もやもやレビュー

安定の笑いの波がやってくる『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』

『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』 2022年7月15日(金)より全国公開

ちょっと、ちょっとこんなに面白くていいの?ってくらい笑える映画がこの夏劇場にやってくる。

日本の大人気漫画「シティーハンター」をフランスで実写化し、日本・フランスで見事大ヒットを記録した『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』のチームが再び集結! 監督・主演は、同作と同じフィリップ・ラショー。シティーハンターをみた人には、なんとなく空気感は伝わるかもしれない。

sub1.jpg

警察署長の父親の反対を押し切り、役者として夢を追い続けているセドリック。実は心が折れかけていたその時、新作映画「バッドマン」の主役に抜擢される。そう、「バットマン」ではなく「バッドマン」だ。"バッドモービル"に乗り、宿敵"ピエロ"と戦うヒーロー映画。このチャンスを逃してはならないと、セドリックは体を鍛え上げ、武術を学び撮影に挑む。戸惑いながらも撮影初日が順調に終わろうとする中、妹から父親が倒れたという知らせが入る。焦ったセドリックは、バッドスーツのままバッドモービルに乗り病院へと急ぐが、その途中で事故に遭い気絶してしまう。そして目を覚ますと、自分の名前や過去の記憶を失っていた―。

sub2.jpg

DCヒーローかと思いきや途中途中でmarvelヒーローのあの伝説の胸キュンシーンのパロディも登場して大爆笑!?
戦闘シーンももしかしてカッコいい?と思った次の瞬間には面白いがやってくる波の繰り返し。いやいや、面白い波がたたみかけてくるので腹を抱えて笑ってください!

次はどこに目をつけるのか監督の次回作も今から楽しみ。

(文/杉本結)

***
sub3.jpg

『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』
2022年7月15日(金)より全国公開

監督:フィリップ・ラショー
出演:フィリップ・ラショー、ジュリアン・アルッティ、タレク・ブダリ、エロディ・フォンタン、アリス・デュフォア ほか
配給:アルバトロス・フィルム

原題:Superwho?
2021/フランス・ベルギー合作/83分
公式サイト:https://badman-hero.com/
©CINÉFRANCE STUDIOS - BAF PROD - STUDIOCANAL - TF1 STUDIO - TF1 FILMS PRODUCTION ©STUDIOCANAL ©Julien Panie

« 前の記事「もやもやレビュー」記事一覧次の記事 »

BOOK STANDプレミアム