人を殺めることに葛藤する完全無欠の暗殺者『AVA／エヴァ』

『AVA／エヴァ』 4月16日(金)より全国公開

　『ゼロ・ダークシティ』などのジェシカ・チャスティンを主演に迎え、『ヘルプ　〜心がつなぐストーリー〜』のテイト・テイラー監督がメガフォンをとった最新作『AVA／エヴァ』。4月16日（金）に公開を迎えた本作は、完全無欠の美しき暗殺者エヴァが人を殺めることに葛藤を抱き、さらにエヴァと家族との複雑な関係にも焦点を当てているため、"ド派手なアクション"だけでなくヒューマンドラマとしても楽しめる一本。

　完璧な容姿と圧倒的な戦闘力で、組織から命じられた任務を完璧にこなしていた暗殺者エヴァ（ジェシカ・チャスティン）。任務をこなしていく中、人を殺めることに葛藤が生まれ始め、暗殺を実行する際ターゲットに対し「何か悪いことをしたのか？」と問い詰めていました。その行動により、組織のトップの殺し屋であるサイモン（コリン・ファレル）に目をつけられてしまったエヴァ。ある日の極秘潜入任務で、エヴァが組織から事前に与えられていた情報に誤りがあったことから、銃撃戦へと発展してしまいます。命が狙われながらも生き延びたエヴァでしたが、関係者の中に自分を陥れようとしている存在を疑い始めます。

　本作は、冷酷な暗殺者エヴァが組織に立ち向かうだけのストーリーでなく、８年も疎遠になっていた家族と再会しながらも、人間らしさを取り戻していこうとする姿が描かれています。完全無欠の暗殺者エヴァはなぜ暗殺者になったのか？その真実が、ストーリーが進むにつれ暴かれていきます。また、ジェシカ・ジャスティンをはじめ、ゴールデン・グローブ賞受賞経験のあるコリン・ファレル、オスカーに２度ノミネートされた俳優ジョン・マルコヴィッチなど、実力派俳優たちが物語を彩ります。彼らの体を張ったアクションにも注目です。

（文／トキエス）

＊＊＊