ありのままの自分をさらけ出した恋愛はどうなる？『エマの秘密に恋したら』

『エマの秘密に恋したら』 2021年1月8日(金)より新宿武蔵野館にて先行公開／1月22日（金）よりイオンシネマほかにて全国ロードショー

　『お買いもの中毒な私！』原作者のベストセラー小説を、『ベイウォッチ』や『カリフォルニア・ダウン』で知られるアレクサンドラ・ダダリオを主演に迎え映画化した『エマの秘密に恋したら』。秘密を全て打ち明けた後の恋愛を描いた本作では、アレクサンドラが等身大の女性をユーモアに演じており、女性なら思わず（笑いながら）共感してしまうシーンが盛りだくさん。

　主人公は、オーガニック飲料の大企業で働くエマ。彼女は出張先のシカゴでクライアントとの会議中に大失態を犯してしまいます。落ち込んだエマが帰りの飛行機に乗ると、なんとファーストクラスに空きが！座席を変更してもらい、ついついシャンパンを飲み過ぎてしまいます。その後、飛行機の乱気流に見舞われパニックになったエマは、「自分の人生が終わってしまう」と、思わず隣の席の男性に自分の秘密を全て打ち明けてしまうのです。しかし後日、エマの会社に現れたオーナーのジャックが、まさかの"隣の席の男性"で......。最悪な出会い方をしてしまった！と嘆くエマですが、一方のジャックはエマに好意を持ち始めます。

　会社のコーヒーが毒のようにマズイこと、昇進した同僚の植木鉢にジュースをかけたことなど、飛行機で隣り合わせたジャックに些細なことまで全部打ち明けてしまったエマ。ジャックからのオフィスでの"エマいじり"にはクスッと笑わされます。また、関係がマンネリ化し始めたボーイフレンドとの関係にも注目。「ときめきがない」と感じるエマが、パンツも履かずにコーヒーを入れるボーイフレンドの姿を見てげんなりしたりと、彼氏彼女の微妙でリアルな状況を面白おかしく描いてくれています。

「恋愛には駆け引きが重要」なんてこともありますが、出会いの時点で全てをさらけ出してしまったために駆け引きもできず、自分を偽ることもできない。そんなエマは、果たして素敵な恋愛をすることができるのでしょうか......？本当の自分を見せたからこその恋愛の苦悩や葛藤も描いた本作、笑いあり感動ありで自分の恋愛事情も振り返りたくなります。女友達と見ると、最高に楽しめるはず。
『エマの秘密に恋したら』は1月8日(金)より新宿武蔵野館にて先行公開、1月22日（金）よりイオンシネマほかにて全国ロードショー。

（文／トキエス）

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