もやもやレビュー

不朽の名作ホラーの50年後が舞台『エクソシスト 信じる者』

エクソシスト 信じる者 [Blu-ray]
『エクソシスト 信じる者 [Blu-ray]』
レスリー・オドム・Jr.,エレン・バースティン,アン・ダウド,リディア・ジュエット,デヴィッド・ゴードン・グリーン
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 1973年に製作され、不朽の名作となったホラー『エクソシスト』。その50年後を描いた『エクソシスト 信じる者』では、2人の女の子が悪魔の標的となってしまいます。

 12年前に妻を亡くしたビクターは、シングルファーザーとして娘のアンジェラを育てています。親子仲良く暮らしていた中、アンジェラが親友のキャサリンと行方不明になる事件が発生。3日後に無事保護されたものの、アンジェラは「数時間だけいなくなった」と証言し、どこか様子がおかしい......。またキャサリンもおかしな言動を繰り返すなどして周囲を困惑させます。そんな中、過去に同じ経験をしたことのあるクリス・マクニールが、彼らのために悪魔祓いを始めることに。

オリジナル版で、悪魔に取り憑かれた娘の母親クリスを演じたエレン・バースティンが本作に登場。彼女は、オリジナル版でアカデミー賞の主演女優賞にノミネートされたこともあり、エレンのカムバックはファンとしては嬉しいポイント。監督を務めたのは、2018年より『ハロウィン』3部作を担当したデヴィッド・ゴードン・グリーン。『ハロウィン』シリーズ同様、オリジナルのファンたちを満足させるような興味深いアイディアが本作にも反映されているものの、どこかありふれたストーリーになっているのが勿体無いなと感じました。ちなみに、『エクソシスト 信じる者』は2作の続編が作られると報じられていましたが、その一方でデヴィッド・ゴードン・グリーンが次回作の監督を降板したというニュースも。果たして続編(もしくはリブート版)が誕生する日が来るのか、今後も注目していきたいと思います。

(文/トキエス)

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