2人の男の熱い友情が胸熱!『RRR』
『RRR』 10月21日(金)全国公開
久しぶりにインド映画を鑑賞しました。
『バーフバリ』シリーズで一気に有名になったS.S.ラージャマウリ監督の最新作というだけで期待値のハードルがどうしてもあがってしまう。ただ、上がったハードルでも問題ないほど楽しめたということを報告したいです。
インド映画は最高に楽しい映画体験が出来る作品ばかりなのですが、180分ほどの作品が多く上映時間が長いので、観るための気持ちが整うまでに時間がかかるのは私だけではないはず。
それでも気持ちを整え、観て良かったです。
というのも、今回紹介する『RRR』、どうやらアカデミー賞のノミネートに向けて奔走中らしいです。狙うは第二の『パラサイト 半地下の家族』ともいわれ、国際長編映画賞だけではなく、監督賞など主要部門へのノミネートも目指しているようです。
アメリカではすでにNetflixでの配信が開始されていてかなり評判もよい様子。
作品の舞台は1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム。大義のために英国政府の警察となるラーマ。この2人の男性が運命的な出会いから唯一無二の親友となります。しかし、お互いの真の目的を知らずに時を共にしていくがある事件をきっかけに2人は究極の選択を迫られることとなり...。
2人の男、ビームとラーマが抱えた任務がどちらも自分だけのためではなく、生まれ育った故郷のためであり、そこには大きな愛があります。死と隣り合わせのような闘いにも怯むことなく突き進んでいく2人の姿は、痛々しくも胸が熱くなります。
インド映画ではお馴染みのアップテンポな歌と踊りが楽しいシーンもきっちりと用意されていて、どこまでもエンターテイメント性が高い本作。鑑賞中、近くで観客の一員となり心躍らせている自分がいました。
題名の意味については、1つ1つのRに意味があり作品を鑑賞する中で徐々に明かされていくので、楽しみに観て欲しいです。
本作、時間を作って一見する価値大ありの映画です。
(文/杉本結)
『RRR』
10月21日(金)全国公開
監督・脚本:S.S.ラージャマウリ
出演:NTR Jr./ラーム・チャラン
配給:TWIN
原題:RRR
2021/インド/179分
公式サイト:https://rrr-movie.jp/
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