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韓国映画が熱い!『スウィング・キッズ』

『スウィング・キッズ』全国公開中

本年度のアカデミー賞作品賞で、ついに韓国映画『パラサイト』が受賞した。その他、脚本賞、国際長編映画賞(外国語映画賞)、監督賞も受賞した。歴史が大きく動いたと言っても言い過ぎではないだろう。その追い風を受けるかのように今年の韓国映画は面白い作品が次々と公開され、日本での上映も決定している。

今回オススメする『スウィング・キッズ』は、日本でも大ヒットした『サニー 永遠の仲間たち』のカン・ヒョンチョル監督が監督・脚本を手掛けている。映画のポスターや題名を見た感じではとても楽しそうな雰囲気だが、いざ映画を鑑賞すると韓国の悲劇の歴史である朝鮮戦争を背景に物語は進んでゆく。

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戦争映画を見るとき自分を主人公の気持ちにリンクさせてみせる映画、相手側の気持ちにも立つ場面がある映画、遠い他国の出来事と傍観者に立ってみる映画と様々な見方がある。
この作品は鑑賞中に様々な角度から戦争体験をしながらもタップダンスの魅力にも引き込まれてゆく不思議な立ち位置でみる映画であった。
「戦争」×「ダンス」という一見アンバランスなテーマを見事に両立させているのは、監督の脚本力あってのことだろう。
さらに、人種問題が関わることで物語は大きく動く。
捕虜収容所で結成されたダンスチームのタップダンスのレベルはかなり高く、誰もが一度は耳にしたことのあるベニー・グッドマン、デヴィッド・ボウイ、ビートルズの不朽の名曲が作品を盛り上げる!

タップダンスチームの登場人物一人一人の立場が違うことで作品はとても魅力的なものに仕上がっている。片時も目を離せない15回の爆発的なパフォーマンスは必見だ!

(文/杉本結)

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『スウィング・キッズ』
2月21日(金)よりシネマート新宿ほか全国公開中

監督:カン・ヒョンチョル
出演:D.O.(EXO)、ジャレッド・グライムス パク・ヘス、オ・ジョンセ、キム・ミンホほか
配給:クロックワークス

英題:SWING KIDS
2018年/韓国/133分
公式サイト:http://klockworx-asia.com/swingkids/ 
(c) 2018 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & ANNAPURNA FILMS.

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