YouTuberが水没した屋敷の撮影に挑む『ザ・ディープ・ハウス』
- 『ザ・ディープハウス ~湖底からの呪い~(字幕版)』
- ジュリアン・モーリー,アレクサンドル・バスティロ,フレデリック・フィオール,ジーン=チャールズ・レヴィ,クレマン・ミゼレ,エリック・タヴィティアン,アレクサンドル・バスティロ,ジュリアン・モーリー,ジェームズ・ジャガー,カミーユ・ロウ,エリック・サヴァン
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YouTuberが再生回数を稼ぐために過激な映像を撮りに行く......という設定のホラー映画は『コンジアム』(韓国)や『ハイルシュテッテン〜呪われた廃病院〜』(ドイツ)など、世界中で作られています。その中でも、水没した屋敷の撮影に挑むという一風変わった作品がありました。タイトルは『ザ・ディープ・ハウス』。廃墟にプラスして水中の酸素が限られた中での探索とあって、ハラハラドキドキ感がプラスされていました。
若いカップルのベンとティナは、YouTubeチャンネルを持ち、ウクライナにある廃墟と化した精神病院など"超極秘"スポットを探しては撮影していました。次の彼らの目的地はフランス南西部。ベンたちはある情報を追っていましたが、結局は辿り着けずにいました。しかし地元民ピーエルの助けがあって、水没する不気味な屋敷に案内されることに。そこは、半世紀前に洪水で沈没した屋敷。車を走らせ、数マイル歩きやっと湖畔へとたどり着いたベンとティナは、ハイテクカメラと一緒にダイビングして屋敷を目指します。湖の奥底に眠る屋敷は、不気味なほど腐敗が進んでおらず、怪奇現象も発生。危険を感じた2人は屋敷から脱出を試みますが、なぜか入り口は塞がれており......。
ベンは積極的にYouTuberとして活動し「少しの危険なら問題ない」と考えるタイプ。その一方で、ティナは不安になりがち。そのため水中で、ティナの方がパニックに陥りやすく、酸素が減るのも早い。限られた酸素、閉ざされた出口。さらにはとてつもなく恐ろしいものも発見し、ティナはパニック状態になってしまうのです。果たして2人は出口を見つけ出して無事に水上へと向かうことができるのでしょうか......。ハイテクのカメラがたまにレッドランプを点滅させるのですが、それがいい感じの"恐怖のアクセント"になっていました。ちなみにベンを演じたのはミック・ジャガーの息子ジェームズ・ジャガー。ティナ役はフランス出身のスーパーモデルで現在は女優として活躍するカミーユ・ロウが務めています。
(文/トキエス)