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就活していたらスーパーヒーローに『ブルービートル』

ブルービートル
『ブルービートル』
ショロ・マリデュエニャ,ブルーナ・マルケジーニ,アドリアナ・バラーサ,ダミアン・アルカザール,ラオール・マックス・トゥルヒージョ,スーザン・サランドン,ジョージ・ロペス,アンヘル・マヌエル・ソト,ウォルター・ハマダ,ギャレス・ダネット=アルコセル
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 ここ数年、スーパーヒーロー映画が毎年のように量産されていますよね。「なんだかお馴染みの展開に飽き飽きしてしまった」という方におすすめしたい新作映画を今回はご紹介。普通に就活していたらヒーローになっちゃった! そんな青年が主人公のDC映画『ブルービートル』は、これまでのヒーロー映画とは違う魅力がたっぷり詰まっていました。ちなみに「初のラテン系ヒーロー・ムービー」としても注目を浴びています。

 主人公は、カレッジを卒業したばかりのハイメ・レイエス(ショロ・マリデュエニャ)。久々に地元に戻ってきた彼でしたが、自分が家を離れているあいだ、父は心臓発作を起こし、実家のビジネスは潰れ、さらに家賃高騰で家を手放さなければならないかも......?と散々な状況を伝えられます。レイエス家で初めてカレッジを卒業したこともあり、家族を助けるために就活に励むハイメ。そんな彼はひょんなことから大手企業「コード・インダストリー」のジェニーと出会い、仕事を紹介してもらうことに。しかし「なんでもやります」と宣言したハイメは、仕事を紹介される......のではなく、ハンバーガーケースに入った「あるもの」を手渡され、「絶対に守り抜くように」と言われてしまいます。家にバーガーケースを持ち帰ったハイメ。家族に唆され中を覗いてみると、そこには青く光る虫のようなスカラベ(古代の遺物)が入っていました。ハイメが手にした瞬間、スカラベは彼の顔に飛びつき、さらには体内に入り、ハイメは青いスーツのヒーローに変身してしまうのです。

 ただただ仕事が欲しかった青年が、スカラベに"選ばれてしまった"ことでヒーローになる物語。スパイダーマンなどの典型的ヒーローとは違って、家族に正体が最初からバレているのがブルービートル。そのため、家族がヒーローとしてのハイメを手助けするのも面白いポイントです。細部まで力を入れたブルービートルのスーツや迫力満点のアクションなど、スーパーヒーロー映画好きにはおすすめできることはもちろん、家族が力を合わせて頑張る感動ドラマが好きな人にもおすすめ。ちなみに、DCといえば、ジェームズ・ガンとピーター・サフランがトップになったことで、新しいDCユニバースができると話題。現在は新スーパーマン映画が開発中です。ジェームズ・ガンは以前、SNSにて「ショロ演じるブルービートルは、新しいユニバースに参加する」と明かしているため、今後なんらかの形でブルービートルが戻ってくる可能性大。そのため、新DCユニバースが気になるという方は、今のうちにこの作品を見ておくといいかも。

(文/トキエス)

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