ウェス・クレイヴン監督の最後の作品『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』
- 『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション (字幕版)』
- ネーヴ・キャンベル,コートニー・コックス,デヴィッド・アークエット,エマ・ロバーツ,ヘイデン・パネッティーア,クリスティン・ベル,アンナ・パキン,アダム・ブロディ,シェネイ・グライムス,ウェス・クレイヴン,イヤ・ラブンカ,ケヴィン・ウィリアムソン
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『エルム街の悪夢』や『スクリーム』シリーズ(1〜3)でメガホンをとったウェス・クレイヴン監督。『スクリーム』シリーズは3部作で幕を閉じたと思われましたが、2008年に4作目の製作が発表され、クレイヴン監督は71歳で監督に復帰することになりました。そんな彼の最後の作品である『スクリーム4:ネクスト・ジェネレーション』は、前3作とは違い、今や私たちの生活の一部となったSNSが初めて登場します。
ウッズボロー殺人事件の生存者であるシドニー(ネーブ・キャンベル)は、作家として成功を収めていました。シドニーは回顧録のプロモーションのためにウッズボローへと帰省しますが、なんと2人のティーンエイジャーがゴーストフェイスに扮した誰かに殺害されてしまいます。さらには、血まみれのナイフと携帯電話がシドニーのレンタルカーのトランクから発見されてしまい......。混乱の中、地元で保安官として活躍していたデューイと、妻で元有名レポーターのゲイルは、新しいゴーストフェイスの正体は誰なのかを突き止めようとします。
今回は、シドニーのいとこジル(エマ・ロバーツ)の友人たちが標的に。さらにジルまでもがゴーストフェイスの電話を受けてしまいます。ゴーストフェイスが有名になりブームになったのは、SNSが始まるずっと前。しかし本作からは、ソーシャルメディア(フェイスブック、マイスペースなど)という "新しい要素"が加わり、「バズりたい」「有名になりたい」という人の心理が掛け合わさって生まれた「殺意」がかなりユニークに描かれています。
また『スクリーム』シリーズではよくある「ホラー映画あるある」も取り入れられ、ホラー映画ファンにはたまらないネタもちらほら。シリアスすぎず、怖すぎず、グロすぎない。そんなちょうどいいホラー映画と言える本作は、ポップコーン片手に友達とお家映画を楽しみたい!という方にぴったり。
(文/トキエス)