チャン・ツィイーの怖すぎて魅力的な怪演『ホースメン』
- 『ホースメン [DVD]』
- デニス・クエイド,チャン・ツィイー,ルー・テイラー・プッチ,クリフトン・コリンズJr.,ピーター・ストーメア,パトリック・フュジット,ニール・マクドノー,バリー・シャバカ・ヘンリー,ジョナス・アカーランド,デニス・クエイド
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『トランスフォーマー』シリーズなどで知られるマイケル・ベイ製作のスリラー映画『ホースメン』。名優デニス・クエイドが連続殺人事件に挑む刑事役を演じる本作は『SAYURI』などのチャン・ツィイーの怖すぎる演技に惹きつけられました。
雪が降る真冬。凍った池の上に血がこびり付いた大量の歯が発見されます。歯科法医学に詳しいブレスリン刑事(デニス・クエイド)が捜査を担当することになり、捜査開始となりますが、そんな中、中年の白人女性が自宅で拷問台に吊るされた状態で亡くなっているのが発見されます。その女性は妊娠していたのですが、お腹から赤ちゃんがとり出された状態でした。第一発見者は、被害者の養女であるクリスティン(チャン・ツィイー)。彼女が悲しむ姿を見たブレスリン刑事は自分の連絡先を渡します。ある日、クリスティンから呼び出されたブレスリン。普通の会話をする途中に、なんと「養母を殺してお腹の赤ちゃんを取り出したのは自分だ」とクリスティンは笑顔で告白するのでした。
クリスティンの養父は、ブレスリンに「クリスティンは恐ろしい存在」と告げます。警察に捕まって事情聴取を受ける際も、クリスティンは笑みを浮かべ冷静な態度を見せます。そのシーンは鳥肌モノで、その一方でチャン・ツィイーの「あぶない美しさ」みたいなものに魅了されました。ちなみにチャン・ツィイーは役作り&英語上達のためにニューヨークの家庭に短期間身を寄せていたそう。この連続殺人事件の驚くべき真相にも、空いた口が塞がりませんでした。
(文/トキエス)