恐怖体験を乗り越え成功したホラー作家の衝撃的秘密『ゴーストランドの惨劇』
- 『ゴーストランドの惨劇 [Blu-ray]』
- クリスタル・リード,アナスタシア・フィリップス,エミリア・ジョーンズ,テイラー・ヒックソン,ロブ・アーチャー,ミレーヌ・ファルメール,パスカル・ロジェ
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衝撃的描写が話題となり、問題作とも言われた『マーターズ』の監督、パスカル・ロジェが6年ぶりにメガホンを取った『ゴーストランドの惨劇』。フランス人形に囲まれた怖すぎるジャケットが印象的です。
シングルマザーのポリーンと、双子のベスとヴェラ。親子は、遠い親戚が遺した一軒家を相続し、引っ越しすることになります。移動中の車の中ではベスが自作のホラー小説を読み上げ、ヴェラはそれを「気持ち悪い」と批判。そんな中、キャンディーカーが車を追い越し、手を振ってきます。不気味なキャンディーカーに中指を立てたヴェラ。しかし、ヴェラたちが立ち寄った小売店にもそのキャンディーカーは停まっていました。そして引越し初日の夜、暴漢2人が家を襲撃。ポリーンはベスとヴェラを守るために必死に反撃し、娘達の目の前で暴漢たちを滅多刺しにするのです。
それから16年が経ち、ベスは家を離れ、ホラー小説家として大成功を収めていました。一方で母親とヴェラは事件があった家に住み続けています。ある日、ヴェラから「助けて」と電話があり心配になったベスは久々に実家へ帰宅。地下室に閉じこもっていたヴェラから、なんと衝撃的な言葉を聞かされます。
このヴェラの一言で一気に世界観が変わる......! このシーンで一気に関心が高まり、鳥肌も止まらないし、開いた口も塞がりませんでした。本作は、拷問的シーンも多く、思わず目を逸らしたくなる場面が続いていきます。はっきり言って不快ですが、どうストーリーが進んでいくのか気になりすぎて目が離せなくなるのです。グロテスクなシーンが苦手な方は要注意。ホラー映画好きな方には強くお勧めしたい一本です。
(文/トキエス)