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頭の中をクリアにしてから観て!『パラレルワールド・ラブストーリー』

『パラレルワールド・ラブストーリー』 全国公開中!

 人気アイドル・玉森裕太主演で、映像化不可能と言われた東野圭吾の小説が映画化。その名も『パラレルワールド・ラブストーリー』。先日のプレミアイベントで、森監督が「映画俳優の玉森裕太を生み出す」ことも目標にしていたと語り、さらには撮影中、玉森さんが鼻血を出したハプニングもあったと聞いたもんだから、もう心ウキウキで鑑賞してきました。(プレミアムイベントについてはレポート記事をチェックしてくださいね!)

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 主人公は大学院生の崇史(玉森裕太)。毎朝、同じ時刻の通勤電車で見かける女性・麻由子(吉岡里帆)に恋心を抱いていました。しかし一年たったある日、親友の智彦(染谷将太)から "彼女"として紹介されたのが、麻由子だったのです。崇史は衝撃を受けるも、親友の智彦を祝福するほかなかったのです。しかし、次の日の朝、崇史が目覚めると、なんと朝ごはんを作る麻由子の姿が。二人はラブラブで同棲中だったのです。崇史は、目覚めるたびに2つのまったく違う世界へと迷い込んでいくのでした。

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 「どういうこと......?」と冒頭から謎多きこの作品。余計なことを考えずに、頭空っぽで、クリアにして本作に挑まないと、見逃してしまう謎がたくさんあるような気がします。それくらい綿密に作り上げられたパラレルストーリー。玉森裕太のアイドル感が良い意味で全く感じられない! 染谷将太の地味なキャラ作りの上手さ! そして吉岡里帆の湧き出る可愛さ! そんなビジュアル面でもクオリティが高い本作。鑑賞中はなんだか自分もパラレルワールドに迷い込んじゃったか??、という錯覚も体験。もちろん結末はセンセーショナル! ぜひ頭をクリアにして摩訶不思議な恋愛物語を楽しんでみてくださいね。

(文/トキエス)

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『パラレルワールド・ラブストーリー』
全国公開中!

監督:森義隆
原作:東野圭吾「パラレルワールド・ラブストーリー」(講談社文庫)
出演:玉森裕太、吉岡里帆、染谷将太、筒井道隆、美村里江、清水尋也、水間ロン、石田ニコル、田口トモロヲ ほか
企画・配給:松竹

2019/日本映画/108分
公式サイト:parallelworld-lovestory.jp
©2019「パラレルワールド・ラブストーリー」製作委員会 ©東野圭吾/講談社

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