極度の恐怖が体を支配する!新感覚コリアンホラー『コンジアム』
『コンジアム』 3月23日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開
『新感染 ファイナル・エクスプレス』など、近年日本でよく話題になるコリアンホラー。そんな時代の波に乗っているコリアンホラーの人気に、さらに拍車をかけるであろう作品がいよいよ3月に公開されます。その名も『コンジアム』。本作の舞台は、「世界7大心霊スポット」に選出された実在の廃病院なんです。
YouTubeの人気チャンネル「ホラータイムズ」。恐怖映像を配信し人気を博している彼らが次に計画したのは、一般の参加者を募ってコンジアム精神病院への潜入でした。コンジアム精神病棟は、入院患者の集団自殺や病院長の行方不明事件などで閉鎖された廃病院で、肝試しに来た若者が謎の失踪を遂げたことでも話題になっている有名心霊スポット。「ホラータイムズ」は、チャンネルアクセス数を伸ばすため、病院内で最も呪われていると噂される402号室を開けることを目標にします。
深夜0時、主催者のハジュンが隊長となり、7人の男女が小型カメラやドローン、電磁検出器などを駆使しながら病院内の探索に挑みます。グループごとに異なる階へ行き、不気味な病院内を生配信。しかしサイトが目標アクセス数に達しようとしたところ、原因不明の怪奇現象が多発! ある者はパニックに、ある者は気絶し......恐怖に耐えながらも402号室を開けるミッションのため、捜索を続行していきます。
正直、本作のポイントや見どころを説明しだすとキリがないですが、最大のポイントは映画撮影用のプロ機材を一切使っていないというところ。彼らはGoPro(小型カメラ)などを使って捜索を続けますが、生々しい息遣いや、恐怖に怯える表情が臨場感とともに伝わってきます。その恐怖は観客にも感染し、思わず目を覆いたくなるほど。本作のように登場人物の目線やカメラでストーリーが進んでいくPOV形式でのホラー映画はたくさんありますが、本作は、高性能なGoProのおかげで新感覚のホラーに仕上がっているのです。正直、チビってもおかしくない。この先一生トラウマになってしまうかもしれない描写も多く、これまでホラー映画を数々観てきた私でも鳥肌が立ちっぱなしでした。デートでホラーを観たいという方、ホラー映画慣れしている方、いろんな方におすすめできる一本です。
(文/トキエス)
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『コンジアム』
3月23日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開
監督:チョン・ボムシク
出演:イ・スンウク、ウィ・ハジュン、パク・ジヒョン、パク・ソンフン、オ・アヨン ほか
配給:ブロードウェイ
原題:Gonjiam: Haunted Asylum
2018/韓国/94分
公式サイト:https://gonjiam.net-broadway.com/
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