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人気恐怖映像を『死霊館』『ソウ』の監督が映画化! 夜、電気を消せなくなる? この夏注目のホラー作品『ライト/オフ』

映画『ライト/オフ』 は、8月27日(土)公開です!

夏になると、意に反して(いや興味本位で?)ついつい観てしまう「ホラー映画」。ホラーといえば、最近では貞子や伽椰子がネット上で何かとネタにされているのを見かけたりしますが、本日ご紹介するのは、ネタでもなんでもなく、ただただ怖い謎の生物が登場する、この夏公開のアメリカのホラー映画『ライト/オフ』です。めっちゃ怖かった......。

この作品は、一言で言えば「電気を消すと"謎の生物"が現れる」という内容。日本では数年前から「節電節電」と騒がれていますが、この映画をご覧になったあとは、夜、電気を消すのが怖くなるかも......?

主人公レベッカを演じるのは、地元オーストラリアからアメリカに拠点を移し、世界を舞台に活躍中の女優のテリーサ・パーマー。マイケル・ベイ製作による2011年公開の『アイ・アム・ナンバー4』や、人気小説を映画化した2013年公開の『ウォーム・ボディーズ』など、多くのメジャー作品に出演する実力派の女優で、とにかく美人です!!

また、撮影当時10歳にしてすでに12作品に出演しているガブリエル・ベイトマンや、2005年公開の『ヒストリー・オブ・バイオレンス』でゴールデングローブ賞にノミネートされた女優のマリア・ベロも出演。豪華出演陣にも注目!

スタッフも実力派が勢ぞろい。監督のデヴィッド・F・サンドバーグは、スウェーデン生まれの35歳。かつてアニメと実写を融合させて完成させたムービー作品が話題になるなど、今注目の若手クリエイターです。さらに、『死霊館』『ソウ』シリーズや『ワイルドスピード SKY MISSION』を手掛けたジェイムズ・ワンや、『エルム街の悪夢』などを担当したエリック・ハイセラーも製作に携わります。

さて、そんな豪華陣営がお届けするこの作品、みどころはなんといっても、主人公レベッカ(テリーサ・パーマー)と、電気を消すとなぜか現れる"謎の生物"との直接対決......。まずはあらすじをざっとご紹介します。


レベッカは、母ソフィー(マリア・ベロ)とのコミュニケーションがうまくいかず、数年前に実家を離れて一人暮らしをしている、自立心の強い女性です。ある日のこと、実家で母と2人で暮らす異父弟のマーティン(ガブリエル・ベイトマン)が、以前から気になっていた母の"異変"にいよいよ耐えられなくなってレベッカに悩みを告白。ストーリーはそこから始まります。

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母の過去について調べるレベッカと弟のマーティン。

母の"異変"------それは、夜遅くになると、いるはずのない「誰か」と話し始めること。実はレベッカもその"異変"には気付いていたらしく、マーティンの告白をきっかけに、かつて精神病院に入院していた頃の母について調査を始めます。

一方、それを邪魔するかのようにレベッカたちの前に立ちはだかる謎の生物。電気を消すと突如出現し、彼女らを襲い始めます。母の"異変"と謎の生物、その関係とは一体......。

クライマックスでは、いよいよレベッカと謎の生物が直接対決へ。その中で彼女の成長や、人間的な素晴らしさが垣間見えるのですが、母親とうまくコミュニケーションをとろうとしたり、是が非でも弟を守ろうとしたり。さらに臆することなく化け物に立ち向かっていきます。そんな彼女の姿勢から「強くなろう」「強く生きよう」という熱いメッセージが受け取れます。

また、謎の生物が登場する前には必ずといっていいほどスクリーンの中にあるライトが点滅し、それが化け物の登場の合図にもなるので、映画を観ている側にも緊張が走ります。加えて、化け物の恐々しさがよりリアルに伝わる迫力満点の映像や音響技術も見逃せません(鑑賞中はそれどころじゃないかもしれませんが)。本当に本当に怖い一本に仕上がっています。

なお、この作品は、再生回数1億5,000万回を突破した人気恐怖動画を映画化したものとなっています。公開は8月27日ということで、夏の締めくくりの一本としてぜひご覧ください!

(文/小山田滝音)

***
『ライト/オフ』
8月27日(土)よりシネマート新宿/シネマート心斎橋ほかにて全国ロードショー

監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
出演:テリーサ・パーマー、ガブリエル・ベイトマン、ビリー・バーク、マリア・ベロほか
配給:ワーナー・ブラザーズ映画

2016/アメリカ映画/81分
公式サイト:https://warnerbros.co.jp/c/movies/lights-off/
© 2016 Warner Bros. Japan LLC All rights reserved.

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