SKE佐藤すみれ主演の『燐寸少女』は、「笑ゥせぇるすまん」の感覚で観るとより楽しめる!?
『燐寸少女 マッチショウジョ』 5月28日(土)公開です!
女性からモテたい、可愛い子とデートしたい、北川景子みたいな美人と付き合いたい、そんな妄想を男であれば誰でも一度は膨らませたことがあるはず。でも叶わないのが現実......なんて考えている世の男性たちに、今回は一本の映画を紹介したい。その作品の名は、『燐寸少女 マッチショウジョ』。
来る5月28日に公開される同作は、月刊漫画雑誌『ヤングエース』で連載中の同タイトルの人気漫画『燐寸少女 マッチショウジョ』が原作の映画。誰もが幼い頃に読んだであろうアルデンセンの童話『マッチ売りの少女』がモチーフとなっています。
主演を務めるのは、アイドルグループSKE48のメンバー佐藤すみれさん。佐藤さんは、2012年に公開された映画『ウルトラマンサーガ』に出演するなど女優としても活躍中のアイドルです。ほかにも、名古屋市出身・在住のエンターテイメントグループ「BOYA AND MEN」のメンバー小林豊さんと本田剛文さん、映画『ハリーポッター』の吹き替えで声優を務めた俳優の小野賢章さん、ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」で子役を務め人気を博した女優の美山加恋さんらが出演。今注目の若手俳優が集結した、この春注目の作品というわけです。
今回、佐藤さんが演じるのは、1年の寿命と引き換えに妄想を具現化できるという「妄想燐寸(まっち)」を売り歩く謎の少女リン。彼女は、心に闇という名の"キズ"を抱えた人々の元にふと現れて「妄想燐寸」を売っていきます。妄想燐寸を手にした人たちは最初、おそるおそるその燐寸を使って妄想を具現化させて楽しんでいくのですが、次第にのめり込み、最終的には燐寸に取り憑かれて思わぬ代償を払う羽目になるのです。おそろしや......。
ストーリーでは、高校のクラスメートから「ウジ虫」と呼ばれ、いじめを受けている氏家治(本田剛文)が登場。彼はリンから妄想燐寸を買い、イケメンかつ人気者のクラスメートに対して「悪臭を撒き散らす害虫になれ」という妄想を膨らませて具現化させるのです。それに味をしめてしまった彼は、調子に乗ってさまざまな妄想の具現化を試みるのですが、危険を感じたリンが再び彼の前に現れて忠告をします。その姿は「笑ぅせぇるすまん」そのもの(笑)。そう思うとこの映画も違った角度から楽しめるかもしれません。さてさて、彼の運命やいかに......。
なお、同映画の主題歌を担当するのは、2014年にメジャーデビューしたばかりの今注目の3人組バンド「空想委員会」。4月にリリースした、彼らの力作ともいえる新曲「二重螺旋構造」が主題歌となっております。また、挿入歌である「落陽」を歌うのは、6月に"全国デビュー"を果たすシンガーソングライターの村上紗由里さん。彼らの音楽にも注目です。
この作品を観て、「妄想なんか叶わない方が幸せだろう」と感じる人もいるかもしれませんが、「女性版笑ゥせぇるすまん」としてぜひ劇場に足を運んで楽しんでみてください。本当の自分の幸せが見つかるかも。オーッホッホッホッホッ......。
(文/小山田滝音)
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『燐寸少女 マッチショウジョ』
5月28日(土)よりシネ・リーブル池袋/ユナイテッド・シネマ豊洲ほかにて全国ロードショー
監督:内田浩
脚本:石川北二
出演:佐藤すみれ、小林豊、本田剛文、小野賢章、美山加恋ほか
配給:ホリプロ/スターキャット
2016/日本映画/94分
http://matchgirl-movie.com
©「燐寸少女 マッチショウジョ」製作委員会