『SATC2』にも登場!クラシック映画『或る夜の出来事』がラブコメ史に残したもの

- 『或る夜の出来事(字幕版)』
- フランク・キャプラ,ロバート・リスキン,クラーク・ゲイブル,クローデット・コルベール

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1934年度のアカデミー賞で作品賞・監督賞を含む主要5部門を独占した名作『或る夜の出来事』。反発しあう男女が徐々に惹かれ合っていく本作は、以後のラブコメ映画に多大な影響を与えた作品として知られています。
主人公は、大富豪の娘エリー。彼女は父親に結婚を反対されたことで乗っていたボートから逃亡し、結婚相手に会うためにニューヨークを目指します。その道中、彼女はニューヨーク行きのバスで失業中の新聞記者・ピーターと出会います。お嬢様気質で、バスを待たせるのも当然だと思い込んでいるような常識知らずのエリーに対し、ピーターはあきれながらも気を配ります。そして彼は、エリーが"失踪中の大富豪の娘"であることを新聞で知り、彼女を無事ニューヨークまで送り届ける代わりに、独占記事を書かせてほしいと交渉します。こうして始まった二人の旅。最初は反発しあっていたものの、徐々に心を通わせていき......。
前述したとおり、本作は多くのラブコメに影響を与えています。特に有名なのが、エリーが脚を見せてヒッチハイクするシーン。このシーンは映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』にも登場します。キャリーとビッグがホテルのベッドでクラシック映画を観ているシーンで、キャリーはこのヒッチハイクの場面を「衝撃的ね」とコメント。それに対しビッグは「1930年代ならね」と返します。76年の時を経て、『或る夜の出来事』のワンシーンが現代の映画に引用されたことからも、この作品の持つ影響力が大きいことがわかります。また、記者という立場のキャラクターを男女逆転させた『10日間で男を上手にフル方法』なども、本作の影響を受けたと思われます。『或る夜の出来事』を鑑賞すると「このシーン、あのラブコメにも使われていたな」という楽しい発見がきっとあるはずです。
(文/トキエス)

