美すぎる殺人犯の正体は『殺人の告白』

日本では2013年に劇場公開された韓国のサスペンス映画『殺人の告白』。のちに、藤原竜也主演でリメイク作品『22年目の告白 -私が殺人犯です-』も公開され話題となりました。そんな本作は、実際に韓国であった未解決事件「華城連続殺人事件」からインスピレーションを受けたサスペンス。美しすぎる殺人犯を韓国のテレビドラマで活躍するパク・シフが演じています。

韓国で10人もの女性が被害にあった連続殺人事件。その事件の時効が成立した直後、「自分が犯人だ」とイ・ドゥソクと言う男が名乗り出ます。彼は、自分の殺人について詳細に明かした本を出版。美しいルックスのイに魅了される人も多く、本の内容も衝撃的で大ヒットを記録。しかし、連続殺人事件を追い続けていた刑事のチェ・ヒョングは、本には未解決のままの事件について書かれていないことに気づきます。さらに「自分が真犯人だ」と"J"と名乗る存在まで現れ......。

鋭い目つきに、不気味な笑みを浮かべるイ・ドゥソクが印象的なジャケットを見て、本作の鑑賞を決めた人も多いことでしょう。一見、ダークなクライムドラマを想像してしまいそうなジャケットですが、意外にもカーアクションなどが満載の作品でもありました。2012年製作のため、CGIの技術が発展した今、この作品を見るとところどころ明らかにCGIだとわかってしまうシーンもありますが、そんなことも気にならなくなるほど衝撃的で、後半に多くの驚きが詰まっている作品でした。ちなみに、イ・ドゥソクを演じたパク・シフは現在47歳。今も変わらず美しく、本作で彼に魅了された人はぜひ彼のSNSをチェックしてみては。

（文／トキエス）