人気キャラ、ロケットの壮絶な過去『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：VOLUME 3』

マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）で人気の『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』シリーズ。同シリーズの3作目である『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：VOLUME 3』は涙アリ、笑いアリで、オリジナルのガーディアンズ・チームの最後のミッションを飾るに相応しいエンターテイメント豊富な一本になっていました。

　最愛のガモーラを失い、ショックで飲みつぶれていたピーター・クイル（クリス・プラット）。そんな中、メンバーの一員であるロケット（ブラッドリー・クーパー）が攻撃され、命の危機が迫ります。ピーターたちは仲間と力を合わせ、ロケットの"生みの親"でもある科学者と戦うことに。

　今回のガーディアンズの敵は、理想社会の創造に執念を燃やす科学者、ハイ・エボリューショナリー（チュクーディ・イウジ）。なんと地球によく似た惑星に自分たちが作り出したクリーチャーたちを住まわせるなどして、「完璧な社会」を作り出そうとしていました。そんな彼とロケットとの関係とは......？ 本作では人気キャラのロケットの悲しい過去が暴かれていくのですが、もう涙が止まらなくなるほど辛いストーリー。動物好きの方には少し見づらいシーンも......。しかし、悲しいシーンだけではなく、同シリーズの特徴的なブラックユーモアもたくさん盛り込まれていました。

　本作で監督を務めたジェームズ・ガン監督といえば、自身の映画に有名な俳優をカメオ出演させることで知られていますが、本作も豪華な面々がカメオ出演していました。ちなみに、「サタデー・ナイト・ライブ」などで知られるコメディアン俳優のピート・デヴィッドソンが、たった1セリフだけ本作に参加しているという仰天エピソードも。そんな隠しネタを探して見るのも楽しめる一本です。

（文／トキエス）