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ミッキー・ローク、キャリア最高の演技『レスラー』

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 元プロボクサーで俳優としても活躍するミッキー・ロークが、"キャリア最高の演技"と高評価を受けた『レスラー』。かつてスターだったレスラーの日常をシンプルに描いた本作ですが、かなり泣ける内容に仕上がっています。

 ミッキーが演じるのは、プロレスラーとしてかつて大スターだったランディ・"ザ・ラム"・ロビンソン。全盛期から20年経った今も、スーパーでアルバイトをしながら大好きなプロレスを続けていました。しかし、長年のステロイド剤使用が原因で、試合後に心臓発作を起こし、倒れてしまったランディ。医者からプロレスを止められたランディは、ストリップクラブで想いをよせるキャシディの助言により、疎遠になっている娘との関係を修復しようとします。

 心臓発作を起こしたランディは、スーパーにてフルタイムで働き出すのですが、レスリング一筋の人生を送ってきた彼にとっては、そんな毎日が孤独でたまらないのです。そのため、ストリッパーで一児の母でもあるキャシディ、そして娘との関係を良くしようと行動するもの、何もかもが上手くいかない。娘との約束も寝坊して忘れてしまうなど、どうしようもない親なのに、それでも憎めないキャラクターのランディ。ひどく傷ついた男の深層心理をうまく表現しているミッキー・ロークの演技に泣けてしまいました。彼が最後にした決断にも涙が止まりません。

(文/トキエス)

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