セクシーすぎるヴァンパイアvs高校生『フライトナイト/恐怖の夜』
- 『フライトナイト/恐怖の夜 [Blu-ray]』
- アントン・イェルチン,コリン・ファレル,トニ・コレット,デヴィッド・テナント,イモージェン・プーツ,クレイグ・ギレスピー
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1985年に公開された映画『フライトナイト』のリメイク版、『フライトナイト/恐怖の夜』。ヴァンパイアを題材にホラージャンルとして作られているものの、実は笑えるネタがふんだんに盛り込まれているコメディ作品。そんな本作でセクシーなヴァンパイアを演じるのは、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』や『THE BATMAN-ザ・バットマン-』などで様々な役を演じてきたコリン・ファレルです。
元オタクの高校生のチャーリーは、学校のマドンナ的存在のエイミーと交際し、イケてる友達にも囲まれ、充実した日々を送っていました。そんなある日、隣にジェリーという男が引っ越してきて、チャーリーの母やエイミーは彼のセクシーさに釘付けに。ある日、チャーリーは元親友のエドから、ジェリーがヴァンパイアであると伝えられます。学校では次々と失踪者が現れているものの、エドの話が信用できなかったチャーリーでしたが、なんとエドもジェリーの犠牲に。エドが学校を欠席していることで疑念を抱いたチャーリーはジェリーの家にこっそり侵入。そして、彼が人間の血を吸っている瞬間を目撃してしまい......。
チャーリーは、ヴァンパイアショーを開催しているピーターに助言を求めにいくものの相手にされません。しかしその間に、1人また1人と犠牲者が......。喧嘩が弱そうなチャーリーが最強ヴァンパイアにどのように挑んでいくのか、その展開もみどころ。またヴァンパイアを倒せそうな武器もいくつか登場するのですが「eBayはやっぱりダメだな」など、所々クスッと笑えるポイントもたくさん。
ちなみにヴァンパイアを演じたコリンが、この役を引き受けたのには理由があるそうです。IMDbによると、コリンは、本作監督のクレイグ・ガレスピーの作品『ラースと、その彼女』が好きで、この役を承諾したのだとか。『ラースと、その彼女』もライアン・ゴズリング演じる青年が、アダルトサイトのリアルドールを彼女として家族に紹介するというちょっぴり変わったストーリー。ホラーとヒューマンドラマという全く別物のジャンルの2本なのに、なんだか共通点があるように見えるのは、ガレスピー監督の腕なのかもしれません。ぜひどちらも鑑賞してみてください。
(文/トキエス)