もやもやレビュー

ダニエル・ラドクリフが『ハリポタ』イメージ完全払拭! 『ガンズ・アキンボ』

ガンズ・アキンボ(字幕版)
『ガンズ・アキンボ(字幕版)』
ダニエル・ラドクリフ,サマラ・ウィーヴィング,リス・ダービー,ナターシャ・リュー・ホルディッゾ,ネッド・デネヒー,グラント・バウラー,ジェイソン・レイ・ハウデン,ジェイソン・レイ・ハウデン,ジョー・ニューローター,フェリベ・マリーノ,トム・ハーン
商品を購入する
>> Amazon.co.jp

 ファンタジー超大作『ハリー・ポッター』シリーズの主演で知られるダニエル・ラドクリフ。シリーズ終了後の彼は、頭部から角が生えている青年を演じたり(『ホーンズ 容疑者と告白の角』)、屁をこく死体を演じたり(『スイス・アーミー・マン』)と、奇妙で奇抜なキャラクターに挑戦しています。アクション映画『ガンズ・アキンボ』も例外ではなく、彼は両手に拳銃を固定されたオタクを演じていて、まさに"ハリポタ"イメージを払拭! 爽快なアクションは必見です。

 主人公は、ダニエル演じるオタクのマイルズ。一般人の彼が唯一正義感を振りかざすことができるのは、ネットでの書き込みのみ。彼は、人と人が殺し合う違法な過激ゲーム「スキズム」に対し、攻撃的なコメントを書き込んでいました。すると「スキズム」運営側がそのコメントに激怒。マイルズは拉致され、両手に拳銃をネジで固定されてしまい、さらには「スキズム」のデスマッチに参加させられることに。しかも対戦相手は、容赦無く銃を乱発させる"超危険人物"ニックス(サマラ・ウィーヴィング)で......。

 誰も殺したくないし、暴力的なことをしたくない! 強がりはネット上だけ! そんなマイルズが、生き残るために戦うことを余儀なくされてしまう。超無茶振りともいえるシチュエーションなのに、ただの一般人マイルズが耐え抜いていく姿は、なんだか笑えるし感動もします。爽快なアクションだけではなく、ユーモアもセンスも抜群な一本。そしてニックスが、DCコミックスのハーレイ・クインを彷彿とさせるような"危険でクレイジー"な魅力を放っているのも見どころ。ちなみにニックスを演じるサマラは、役作りの一環でニックスの衣装で長時間過ごすことがあり、時にはダイナーなどでのサービスを断られたというエピソードも明かしていました。そんな見た目が超いかついニックスに対して、果たしてマイルズはどのように立ち向かっていくのか......最後まで目が離せないエキサイティングな一本です。

(文/トキエス)

« 前の記事「もやもやレビュー」記事一覧次の記事 »

BOOKSTAND

BOOK STANDプレミアム