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ハル・ベリー演じる最強の母『チェイサー』

チェイサー(日本語字幕版)
『チェイサー(日本語字幕版)』
ハリー・ベリー,セイジ・コレア,クリス・マクギン,リュー・テンプル,クネイト・リー,ルイス・プリエト,ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ,エリク・ハウサム,ジョーイ・トゥファーロ,グレゴリー・チョウ,ハル・ベリー,エレイン・ゴールドスミス=トーマス
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 『チョコレート』や『キャットウーマン』などで知られる女優、ハル・ベリーが息子を誘拐された母親役を演じる映画『チェイサー(原題:Kidnap)』。サスペンススリラーかと思いきや、本編のほとんどが激しいカーチェイスシーン。まさに邦題がピッタリすぎるこの映画は、ハルの強すぎる母親っぷりに圧倒されました。

 主人公は、ウェイトレスをしながら女手一つで息子のフランキーを育てるカーラ(ハル・ベリー)。ある日、弁護士からフランキーの親権についての大事な電話を受け取ったカーラ。しかし、ちょっと目を離したうちにフランキーが行方不明になってしまいます。必死で探し回っていたカーラは、ある人物に無理やり車に押し込められるフランキーの姿を発見。その車を急いで追いかけます。

 犯人は、近づくと車のドアを開け、フランキーを放り出すような身振りをしてカーラを脅します。一旦は犯人の車から遠ざかったものの、大切な息子を離すまいと、『ワイルド・スピード』並みの荒いデンジャラスな運転で逃走車を追跡。しかもその逃走車は事故を起こそうがお構いなしで、次々と犠牲者を出していくのです。そんな危険な相手にたった一人で立ち向かうカーラ。あれ、まだ車で追いかけてるの!?......というくらい本当にカーチェイスのシーンが多いのですが、後半からはスリルが倍増。果たしてカーラは無事に息子フランキーと再会できるのでしょうか。また犯人の"秘密"にも注目です。
ちなみにこの映画IMDbによると、2015年に公開予定だったのが、スタジオの倒産がきっかけで5回も公開延期になったのだとか。いろんなトラブルに巻き込まれお蔵入りになりそうだった本作は、プライベートでも子供を持つハルの"理想の母親像"を全面的に表現しているのかも。

(文/トキエス)

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