もやもやレビュー

愛する人をどこまで知っているのか『嘘を愛する女』

嘘を愛する女
『嘘を愛する女』
長澤まさみ,高橋一生,吉田鋼太郎,DAIGO,中江和仁,中江和仁/近藤希実
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 長澤まさみと高橋一生共演の映画『嘘を愛する女』。ザ・できる女、キャリアウーマンの女性と、優しさあふれる男性のラブストーリーは意外なサスペンスの方向へと展開していきます。

 食品メーカーに勤める川原由加利。仕事熱心で、行動力あふれる彼女は、研究医の優しい恋人、小出桔平と同棲5年目になります。ある日、母が上京することをきっかけに、由加利は彼を母に会わせようとしますが、待ち合わせ場所に桔平は現れず......。由加利がうちに帰宅するも、彼の姿はなく、苛立ちと不安の中夜を過ごします。そんな中、警察が訪ねてきて、彼、くも膜下出血で倒れたことを知らされます。さらに警察から伝えられたのは、彼が持っていた運転免許証や医師免許証は全て偽装されたものであるということ。由加利は、彼の家族も親戚も友人も知らず、彼が一体何者なのかも調べる術がありません。「彼のこと何も知らない......」彼女は、探偵を雇って調査を開始します。

 調査を進めるうちに、桔平が書いていた未完成の小説が見つかり、それを頼りに秘密を探っていく由加利。気分の浮き沈みが激しく、常に切羽詰まっているような彼女の行動に、見ている側もストレスを感じてしまいます。仕事にプライベートにストレスをためている女性をリアルに演じている長澤まさみの演技力に、やっぱり驚かされました。果たして彼女が突き止めた桔平の真実とは......? ラストシーンには注目です。

(文/トキエス)

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