ハチ公前に行くだけで泣いてしまうかも『HACHI 約束の犬』
- 『HACHI 約束の犬 (Blu-ray)』
- リチャード・ギア,ジョーン・アレン,サラ・ローマー,ケイリー=ヒロユキ・タガワ,ラッセ・ハルストレム
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渋谷駅にある忠犬ハチ公の銅像。「ハチ公前集合ね」なんてなんとなく待ち合わせ場所として使っていたこの銅像に、感動物語があったことは知っていましたが、なんとなくしか知らなかった私。しかし、リチャード・ギア主演『HACHI 約束の犬』を鑑賞して、もう涙腺崩壊。これで泣かない人なんていないんじゃないか?と思うくらいティッシュの消費がすごかった一本です。ちなみにGoogleの検索バーに映画タイトルを入れると「HACHI 約束の犬を見て壊れる人たち」と候補に出てきます(笑)。
アメリカ郊外のベッドリッチ駅。そこで大学教授のパーカーは、迷子になっていた秋田犬の子犬と出逢います。1日だけ保護しようと家へと連れて帰りましたが、前に飼っていた犬を亡くしていた妻は猛反対。しかしパーカーと子犬の絆を垣間見た妻は承諾し、パーカーは子犬を買うことに。同じ大学の友人ケンに子犬を見せたところ首輪に漢字の「八」が刻まれていたことを教えてもらい、子犬はハチと名付けられます。そんなハチは、毎朝パーカーを駅まで送り、夕方になると駅の前でパーカーが降りてくるのを待ち続けるのが日課になります。駅前の本屋で働く女性、駅の前のコーヒースタンドで働く男性をはじめ、さまざまな人に認知され、愛されはじめたハチ。しかし、パーカーが大学の講義中に倒れてしまい......。
日本版『ハチ公物語』のリメイク作品である本作。もちろん所々アメリカナイズされてはいるものの、ハチの忠実さは変わりなく描かれているのが素晴らしい。ちなみに海外では本作を見て号泣する人の動画がバズって、色々見ているとみんな面白いくらい泣いています。リチャード・ギア本人も脚本を読んだときに涙が止まらなかったのだとか。この映画を見ると渋谷駅のハチ公前に行くだけで泣けてしまうかも。
(文/トキエス)