デート相手を待ち合わせ場所で間違えてしまったら『マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋の始まり』
- 『マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまり [レンタル落ち]』
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SNSが盛んな時代となった今、デーティングアプリなどを通して、全くの初対面の人とデートする人が多くなったのではないでしょうか。しかし、待ち合わせ場所で違うデート相手に声をかけてしまったら......? そんな頻繁にあり得そうなシチュエーションで起きるラブストーリーを描いた『マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋の始まり』を今回はご紹介。本作は、『恋するベーカリー』などの女優レイク・ベルが34歳の"こじらせ女"を演じ、『ショーン・オブ・ザ・デッド』などで知られるショーン・ペッグがデート相手を間違えちゃう40歳の独身男を演じます。
4年間彼氏のいない34歳の"こじらせ女"ナンシー(レイク・ベル)は、両親の結婚40周年記念のパーティーへ向かう電車の中で、向かいに座っていた女性に自己啓発本を勧められます。興味のなかったナンシーは、その本を持って女性を追いかけますが、突然ジャックという男性に声をかけられます。なんとその自己啓発本がブラインドデートの待ち合わせの目印となっていたのです。緊張したジャックが次々と話していく中、「人違いだ」と言うタイミングを失ってしまったナンシー。しかし、自分の好きな映画のセリフをジャックが言ったことで、「気が合うかも?」と思い、デート相手になりすましてデートを乗っ取ることに。ボウリングに行ったり、お酒を飲んだり楽しい時間を過ごした二人でしたが、ジャックはあるキッカケでナンシーがデート相手ではないと気付いてしまい、口論へと発展してしまいます。
ナンシーとジャックの出会いから、二人の楽しそうなデート、そしてケンカ......など、描いているのはたったの一日だけ。そして34歳と40歳のケンカは、ラブストーリーによくあるドラマティックなもの......ではなく、大人なのに子供っぽくもある、そんなひねくれた口論。大人だからこそ傷ついた過去があって、自分を守ろうと相手をジャッジしてしまう二人。どのようにしてお互いに心を開いていくのか、そこもすごくポイントです。恋愛なんてご無沙汰で、どんなものだったかも忘れかけている方にぜひ見てもらいたいです。
(文/トキエス)