もやもやレビュー

勉強一筋の天才が自分改革に挑む 『マイ・プレシャス・リスト』

マイ・プレシャス・リスト [DVD]
『マイ・プレシャス・リスト [DVD]』
ベル・パウリー,ガブリエル・バーン,ネイサン・レイン,スーザン・ジョンソン
松竹
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グレート・コンジャンクションなる天体イベントが話題となった昨年末。新しい時代への扉が開かれたということで、なにかを始めたいとか、人生を切り開こうかな、なんて気分にさせられた。さぁ、なにをしようか。自分への期待膨らむそんな時にはこんな映画はいかがだろうか。

マンハッタンで暮らすキャリーはIQ185。14歳でハーバード大学へ入学した天才なのだが、社交性ゼロのため、友達も仕事もなし、読書ばかりしている本の虫。話し相手は、心配した親にあてがわれたセラピストのペトロフだけ。

ある日ペトロフはキャリーにリストを渡し、そこに書かれた6つの課題を1か月間でクリアするように告げる。疑いながらも、1つずつ項目を実行していくキャリー。そして、人と関わる中で、徐々に自分の変化に気づいていく...。

キャリーは頭がよいだけでなく、ものすごく純粋(んで、ちょっと天然)な部分も持ち合わせていて、その人間性がとっても魅力的。こんな友達が欲しいって思う。キャリーを演じるベル・パウリ―は、爽やかでフレッシュ。彼女とともに新しいことを学ぶまっすぐな気持ちで観ていられる。それに、みんな人間らしく描かれていて嘘がない。見終わった後には、手帳やノートを新調したくなるし、人に会いたくなる。ボールペンを手にとって、やりたいことを書き出していきたい。

(文/峰典子)

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