科学者たちがポルターガイストに挑む『[アパートメント143]』
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物が勝手に動いたり、発光したり、通常では説明のつかないポルターガイスト。心霊現象とも言われているこのポルターガイストに、霊能者ではなく科学者が挑むホラー映画『[アパートメント143]』。本作はホラー映画ジャンルでは定番となってきたモキュメンタリー形式の作品で、家庭用ビデオカメラ、体に取り付ける小型カメラ、赤外線カメラ、監視カメラなどなどあらゆるカメラを駆使して撮影された一本です。
数ヶ月前に妻を亡くしたアラン・ホワイト。彼が2人の子どもと過ごすアパートメントでは、ポルターガイストが毎日のように発生します。精神科医で、超常現象を科学で解明するヘルザー博士と彼の助手エレン、そして撮影や技術を担当するポールのチームは、早速調査を開始。しかし彼らは、家族に隠された驚くべき秘密を知っていくことになります。
アランの娘ケイトリンは、思春期真っ只中で母親を亡くし、母の死は父アランのせいだと思っています。ケイトリンは調査チームがカメラを設置する時でさえ、非協力的。さらにはカメラが回っていても関係なくアランと激しい喧嘩を繰り広げます。そんな彼女の振る舞いは「霊に取り憑かれている?」と思ってしまうほどで、徐々に悪化していくところも注目ポイント。果たして彼女には霊が取り憑いているのか...科学者たちがどのように解明していくのかも楽しめます。また驚くべき真実と、最後の超怖い"ポルターガイスト"にも注目。
霊能者ではない科学者たちが心霊現象に挑む本作。ヘルザー博士が言うことはかなり難しいですが、なんだかんだ耳を傾けてしまうのも不思議なところ。ちなみに本作にはライト点滅のシーンが多く含まれているので、暗い部屋での鑑賞にはちょっと注意が必要です。
(文/トキエス)