ケネディ暗殺事件で変わってしまった4人の人生『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』
- 『パークランド ケネディ暗殺, 真実の4日間 [DVD]』
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2013年の歴史映画『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』。ケネディ大統領暗殺事件発生後の4日間を舞台に、歴史が変わったあの瞬間を目撃したカメラマン、ケネディ大統領の治療にあたった医師、シークレットサービスの支局長、そしてFBI捜査官の4人に焦点を当て、人生が劇的に変わってしまう様を描いています。
1963年11月、ケネディ大統領夫妻はダラス市を訪れました。パレードが始まる前、街は大盛り上がり。アマチュアカメラマンのエイブラハムは8mmフィルムカメラで撮影しようと準備をととのえ、チャールズ医師は、いつもと変わらず患者の治療にあたっていました。いよいよパレードがスタートし、エイブラハムが塀の上から撮影していたところ、なんとケネディ大統領に向けて3発の銃弾が放たれてしまうのです。そのショッキングな出来事を目撃し、動揺が隠せないエイブラハム。その後、ケネディ大統領は、チャールズ医師のいるパークランド記念病院へと搬送された懸命な治療を受けましたが、ケネディ大統領は死去。シークレット・サービスの支局長であるフォレストは「30年間勤務してきて誰も死なせなかった」と嘆くも、事件の捜査を早速開始し、エイブラハムのもとへ映像の受け渡しの交渉へと向かいます。またFBIダラス支局特別捜査官のジェームズは、犯人のリー・ハーヴェイ・オズワルドが事件より前に自分に接触してきていたことを知り......。
手術中に、ジャッキー夫人がケネディ大統領の飛び散った頭蓋骨の破片を看護師に渡すシーン、エイブラハムが自分の撮影したフィルムを大きな画面で確認するシーン......どれも壮絶で、どれもトラウマ的。この事件は多くの謎が残されているため、様々な陰謀説が世界中で話題になりましたが、本作は、真実を探るために参考になる一本。まるで自分がその現場にいるような、不思議な感覚も味わえます。エンドロールには、焦点を当てた4人が実際にどうなってしまったか結末も解説してくれているので、エンドロールまでしっかり見てください。
(文/トキエス)