衝撃的などんでん返しが2回も！サイコスリラー『ドリームハウス』

　2020年11月20日（金）公開の『007ノー・タイム・トゥ・ダイ』で、ついにジェームズ・ボンドを卒業するダニエル・クレイグの過去作品で、しかもサイコスリラーってことで手にとってみた映画『ドリームハウス』。めちゃくちゃホラー感溢れるパッケージでしたが、怖いシーンはそれほどなく、むしろ衝撃的などんでん返しが２回もあることにびっくりしました。

　本作は、主人公のウィル（ダニエル・クレイグ）が、家族のために仕事を止めて郊外の家に引っ越すシーンからスタート。田舎暮らしが夢だったという妻リビー（レイチェル・ワイズ）の夢を叶え、自分も執筆作業を開始するウィル。幸せな新生活がスタートするはずでしたが、幼い娘が「知らない男の人を見た」と怯えたり、不気味な出来事が相次ぎます。その新しい住まいは、以前住んでいた家族の父親以外全員が惨殺された "曰く付き物件"だったのです。しかも、その痛ましい事件の容疑は父親にかけられており、彼が精神病棟にいることを知ったウィルは独自に調査を始めます。

　ウィルはとっても家族思いで人当たりも良い。にも関わらず、なぜか隣人は冷たい視線を送るし、警察もまったく協力的じゃない。そんな周囲の態度に呆れたウィルはどんどん感情を露わにしていきます。「なんで？」「一体どうして？」というシンプルな疑問を持つことで、どんでん返しに衝撃を受けます。私は動画配信サービスで鑑賞したのですが、中盤あたりが衝撃的すぎて、もう一度巻き戻して見てしまいました。しかもラストもどんでん返しが！もうたまらない。衝撃的な結末映画が好きな人に強くオススメしたい一本です。

（文／トキエス）