もやもやレビュー

幼馴染おじさんズが活躍する巨匠ホラー『ドリーム・キャッチャー』

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もっとも映像化されている作家と言えば、もはや数えるまでもなく、スティーブン・キングであろう。先ごろ発売された「スティーヴン・キング 映画&テレビ コンプリートガイド」(竹書房)によれば、現在までにキング作品を原作とした映画は65作、ドラマは30作だとか。しかもまだまだ記録を伸ばしていて、他の追随を許さない。この冬は『IT/イット THE END "それ"が見えたら、終わり。』『ドクター・スリープ』、2020年1月には『ペット・セメタリー』と、立て続けにキング原作の作品が公開される。

そもそも超がつく多作なのだ。常に新作を書き続けているし、初稿までにかかる時間はたった3か月だという。その生活は堅実そのもので、午前中の3時間半が執筆時間で、午後は昼寝、夜は読書。ご飯を食べるように習慣化された作家生活の様子は、惜しげもなく著書で公開されているので、気になった人は是非手にとってみてほしい。

さて『IT』シリーズではじめてキング作品に出会ったという人におすすめの一本『ドリーム・キャチャー』を紹介しよう。興行成績はふるわなかったものの、キング自身のお気に入りで「最高の出来」と語るこちらは、特殊な能力をもつ4人の少年たちが主人公。同じ秘密を共有する彼らは、大人になってからも年に1度は集合している。しかし、いつものように山小屋へと集まった4人は、妙な人々に遭遇するのだが...。『スタンド・バイ・ミー』や『IT』に通じる友情物語に、SFとホラーを混ぜ混ぜした感じ。冬をもっと寒くしたい貴方に。

(文/峰典子)

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