もやもやレビュー

コメディか、ホラーか。決めるのはキミ!『おつむてんてんクリニック』

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笑いを求めていたら、実はとんでもないホラーだった。そんな経験、ありませんか。私は『おつむてんてんクリニック』(1991)を観て、コメディがホラーに変わる瞬間を目にしました。

かつてはコメディ映画によく出演していたビル・マーレイ演じるボブ・ワイリーは、人が触ったところはタオルなしでは触れないほどの潔癖症。そのうえ、エレベーターにもできることなら乗りたくないという人混み恐怖症で、ペットである金魚の静かな応援なしでは家から出るのも一苦労とする外出恐怖症。そこで良くも悪くも彼の救世主となるのは、自惚れが激しくエゴが強い、レオ・マーヴィン医師(リチャード・ドレイファス)。

ボブは最初のカウンセリングからレオがしっくりきたようで、回復への道のりが拓けたとほっとしていたそのとき。レオは家族と休暇をとるため、1カ月ほど病院を離れてしまうことが発覚。このタイミングでそれは困る!と外出恐怖症の割にものすごい行動力のあるボブは、マーヴィン一家がいる別荘まで追いかけることに...!乱入は成功、そのうえマーヴィン家と早くも仲良くなるボブ。横に追いやられたレオは、「僕の休暇、僕の家族なのにィ!」といった具合で、もうたまったものではありません。そしてレオはホラーな結末にまっしぐら......。そんなこんなで、この映画では「自分ばかり大切にしているだけでは、あかん」という教訓がとてもわかりやすく受け取れます。

ちなみにインターネットムービーデータベース(IMDB)によると、やはりコメディのようです。

(文/鈴木未来)

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