もやもやレビュー

失明していく恐怖×感動の結末!異色ホラー『ロスト・アイズ』

ロスト・アイズ(字幕版)
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『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞監督賞を受賞した、ギレルモ・デル・トロ製作作品『ロスト・アイズ』。『永遠の子どもたち』や『ロスト・ボディ』で知られるスペインの超絶美人女優ベレン・ルエダが双子役、しかも盲目の役に挑戦しています!

 双子の姉で全盲のサラ(ベレン・ルエダ)の首つり現場を発見した妹のフリア(ベレン・ルエダ)。彼女は、サラは自殺ではなく他殺ではないかと疑い、すぐに警察の捜査が始まります。フリアの夫イサクはサラの他殺を断固として否定する中、納得のいかないフリアは独自で調査を開始。すると、サラには恋人がいたこと、さらに目の手術を受けていたことなどが判明していきます。サラと同じ病を持つフリアは、視力が徐々に低下していく中、見えない男の存在に気付き......

 不審者が画面に数回登場。そのたびにフリアは気付き、後を追いますが、どれも失敗に終わります。そんな追跡劇と、徐々に失明していく恐怖、そして謎が謎を呼ぶミステリーがさらに観客に焦燥感を与えます。いい意味でずっとハラハラしちゃう作品。あとはバイオレンスなシーンが後半に多くなったり、サイコスリラーの王道展開が待ち受けていますが、本作が他の作品とひと味違うのは、終盤。かなり泣かせてきます。これだけ恐怖が掻き立てられて、最後に涙できる作品というのは、他にあまりないかも!? 推理好きの人、変わりダネが好きな人におすすめな一本です。

(文/トキエス)

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