もやもやレビュー

待望の続編の鑑賞前、鑑賞後どちらも楽しめる『ゾンビランド』ってやっぱり凄い

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 11月22日(金)にいよいよ公開される『ゾンビランド:ダブルタップ』。本作を観る前、もしくは観た後でも、やっぱり振り返ってほしいのが『ゾンビランド』一作目。2009年に公開された『ゾンビランド』はカルト的人気を博し、当時、主流だった「ゾンビ」×「ホラー」ではなく「ゾンビ」と「コメディ」を融合させるという斬新なアイデアが大ヒット。脚本は、その後『デッドプール』でも成功をおさめたレット・リースと、ポール・ワーニックが務めています。

 2009年、爆発的なウィルス感染により人類は次々とゾンビ化。荒れ果てたアメリカで生き残ったのは、ちょっと変りものの青年コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)。ゾンビ社会になる前、ザ・引きこもり気質だった彼は、独自の「生き抜くための32のルール」を作り、なんとか生存。そんな彼は、ワイルドなタラハシー(ウディ・ハレルソン)と出会い、車に同乗させてもらうことに。タラハシーが「食べるとゾンビ社会になる前を思い出せる」と言う好物のトゥインキーを探し求め、二人がやってきたのは廃墟と化した大型スーパー。そこでウィチタ(エマ・ストーン)とリトルロック(アビゲイル・ブレスリン)姉妹に出会い、4人は「ゾンビがいない」と噂される遊園地へ向かうことに。

 安全第一のコロンバスと、ワイルドなタラハシー、その組み合わせだけの"バディ・ムービー"でも絶対に面白かったはず。しかし、そこに詐欺師のウィチタとリトルロックを加えることで、恋愛が生まれたり、絆が生まれたり。グロテスクで過激なゾンビアクションの中にあるちゃんとした人間ドラマにガッツリ心を掴まれます。続編鑑賞前に予習として観るのもよし、続編鑑賞後に復習として観れば10年前の脚本のクオリティに改めて驚かされるはず。ブラックでユニークで何でもアリなゾンビ・コメディはこの一本だけ。

(文/トキエス)

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