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悩みなんて吹っとばせ! 元気になれる"ゾンビ映画"決定版『ゾンビランド:ダブルタップ』

『ゾンビランド:ダブルタップ』 11月22日(金)より公開!

 約10年前、グロテスクなのに笑えて楽しいゾンビ映画、通称"ゾメディ映画"としてカルト的人気を誇り、世界興行収入1億ドルを突破した『ゾンビランド』。その続編にあたる『ゾンビランド:ダブルタップ』がいよいよ11月22日(金)に日本で公開されます。10年待ち望んでいた甲斐あって(?)、今回はゾンビもストーリーもさらにパワーアップ!

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 2009年、地球は爆発的なウィルス感染により、人類がゾンビ化。数少ない生き残りの一人、コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は、タラハシー(ウディ・ハレルソン)、ウィチタ(エマ・ストーン)、リトルロック(アビゲイル・ブレスリン)と共に支え合いながらゾンビ社会を生き抜いていました。あれから10年、ゾンビは進化! それに合わせてコロンバスが作った「生き残るためのルール」は32から73にパワーアップ! なんだかんだで "ファミリー"として力を合わせながら暮らしていた4人でしたが、1作目で12歳だったリトルロックはもうすっかり大人に。武器を持たない "平和主義"ヒッピーの青年と出会い、なんと "ファミリー"のもとから去ってしまうのです!

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 大人になったリトルロックのほか、父親のようにリトルロックを心配するタラハシー、プロポーズを決行するコロンバスと、それに戸惑うウィチタ。4人の関係も10年前よりもっと複雑に! そんなドラマが、過激なゾンビアクションに彩りを加えます。もちろん一作目に負けないコメディ要素も満載。コメディあり、恋愛あり、ド迫力なアクションありでまさにハイブリッド化したゾンビ映画! 黙示録なのに、これだけ明るく楽しく生き抜いている彼らを見ていると、自分の今抱えている悩みなんてちっぽけに思えるはず。エンドロールのころには悩みなんて吹き飛んで、元気になっていることでしょう(悩みがなくてもパワーを貰えるのが、なんとも不思議)。
 本作のように「ファンの期待を裏切らない続編」映画ってなかなか出会えません。ある意味、貴重な一本。

(文/トキエス)

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『ゾンビランド:ダブルタップ』
11月22日(金)より公開!

監督:ルーベン・フライシャー
出演:ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリン ほか
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

原題:Zombieland: Double Tap
2019/アメリカ/99分
公式サイト:https://www.zombie-land.jp

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