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脳裏に焼き付く衝撃映像!『テイキング・オブ・デボラ・ローガン』

テイキング・オブ・デボラ・ローガン(字幕版)
『テイキング・オブ・デボラ・ローガン(字幕版)』
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 登場人物目線でドキュメンタリー感覚を楽しめるPOV方式の作品たち。『クローバーフィールド/HAKAISHA』や『パラノーマル・アクティビティ』シリーズ、そして『REC』などのホラーでよく使われていますね。そんなPOV方式の中でも、おばあちゃんがなんだか怖い映画を今回はご紹介。「POV×不気味なおばあちゃん」といえばM・ナイト・シャマラン監督の『ヴィジット』を思い浮かべる人も少なくないでしょう。しかし『テイキング・オブ・デボラ・ローガン』は、『ヴィジット』とはまた違った恐怖を私たちに提供してくれます。

 医学生のミア(ミシェル・アン)は、仲間とともにアルツハイマーの女性の取材を決行。バージニア州の田舎町にある、老女デボラ(ジル・ラーソン)と娘のサラ(アン・ラムゼイ)のもとを訪れます。しっかりした身だしなみで厳格なイメージを持つデボラ。しかし、彼女の症状は急激に進行していきます。突如、包丁を振り回したり、自分の首の皮を剥ぎ取ろうとしたり......デボラの奇怪な言動は止まりません。更に、彼女の背中におぞましいアザが浮かび上がるなど、アルツハイマーの域を超えた症状が現れます。

 明らかに育ちが良いのだろうと思えるデボラ。そんな彼女がどんどん変になっていく。「勘弁してくれ...!」と、男勝りのサラとともに頭を抱えてしまうのですが、その状況がどんどん不気味に、どんどん刺激的に変化していきます。テンポの良いストーリーラインも◎。後半には、脳裏に焼き付いちゃうような衝撃的映像が静かに現れます。これはもうトラウマ級。覚悟して観るのがオススメです!

(文/トキエス)

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