もやもやレビュー

夜中に観ると恐怖倍増『グレイヴ・エンカウンターズ』

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 カナダ製作のホラー映画『グレイヴ・エンカウンターズ』。『パラノーマル・アクティビティ』シリーズや『REC』シリーズなどと同じ、演者目線であるPOV形式で撮影された作品です。本作は、怪奇現象が起こるという精神病棟で、心霊番組クルーたちが一夜を過ごすというもの。本作の撮影は夜中に行われているため、夜中に観るとシンクロできて恐怖が倍増します。

 怪奇現象などを記録する心霊番組「グレイヴ・エンカウンターズ」。製作クルーたちはエピソード6の撮影のため、廃墟と化したコリントウッド精神病院を訪れます。これまでのエピソードで徹底的映像を撮影することができずヤラセを繰り返してきたクルーたち。そのため、番組ホストのランスは今回の撮影を少し特別にしようと意気込んでいました。ランスの提案は、精神病院に朝まで滞在し、しかも鍵を外側からロックするというもの。何が起きても逃げられない......!そんな中、撮影がスタートします。

 本作の冒頭では、コリントウッド精神病院がかつてどんな場所だったのか記録映像が紹介されるのですが、それがもう気味が悪すぎて超怖い。そこからは『パラノーマル・アクティビティ』のような怪奇現象が少しずつ起こり始めていくのですが、後半で一気に恐怖度が最高潮に。夜中に一人で観ると、本当に怖いです......ホラー映画に慣れているはずなのに、久々にヒヤッとした感覚を味わえました。ちなみに本作の撮影で使われた廃墟病院はカナダにあるリバービュー・ホスピタル。『デッドプール』や『X-MEN』などさまざまな有名作品もこの病院で撮影されているそうです。一般人も日中であれば訪れることが可能なので、カナダへ行く方はぜひチェックしてみてください。

(文/トキエス)

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