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肩こり腰痛に効きます『プーと大人になった僕』

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世界一著名な熊である「プーさん」は、1926年に発表されたA・A・ミルンの児童小説「くまのプーさん」を原作に生まれたことは、いまさら説明不要だろう。蜂蜜を食べ過ぎて穴につっかえたり、大雨の日に傘に乗ってピグレットを助けに行ったりする話は有名かもしれない。

続編である「プー横丁にたった家」でも、プーと仲間たちは相変わらずハチャメチャな計画をたてて楽しそう。ただし、中盤から少しだけ雰囲気が変わってくる。クリストファー・ロビンが成長してくるのだ。手始めに「お勉強」をはじめる。それからプーに、自分はもう「なにもしない」をすることができなくなってしまったと告白する。そしてこの場所で再会することを誓いあうと、連れ立ってどこかへと出かけていく......。

映画『プーと大人になった僕』は、これらの歴史をぎゅっと凝縮し、プロローグとしている。その時間わずか5分程度だが、世界観が継承されているので、原作ファンの心はここでわし掴まれる。始まったばかりなのに、もう涙が。

クリストファー・ロビンは、童顔ワッショイのユアン・マクレガーが演じるのだが、これが他に考えられないほどハマっている。仕事に余裕がないロビンは、数十年ぶりに現れたプーに「君は君でしょ?なぜ子供から大人になったことで変わってしまったの?」とズバリ問われてしまう。何を隠そう、この映画は、スクリーンのこちら側にいる私たちに「本当に大切なモノ」を伝えようとしているのだ。疲れた大人の肩こり腰痛には有効成分プーさんが効く。間違いない。

(文/峰典子)

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