もやもやレビュー

平均80歳オスカー俳優陣が『ジーサンズ はじめての強盗』を通して教えてくれた人生の大切なもの。

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 強盗ムービーなのに、幸せな気持ちにさせてくれる作品『ジーサンズ はじめての強盗』。主演はモーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、そしてアラン・アーキンと、豪華すぎるオスカー俳優陣です。平均年齢80歳超えの彼らが演じるのは、突然年金を打ち切られて強盗を企てるおじいちゃんたち。

 ウィリー(モーガン・フリーマン)、ジョー(マイケル・ケイン)、アルバート(アラン・アーキン)は、25年以上の付き合いがある仲良し三人組。ある日、彼らが長年働いてきた会社が買収されたことで、振り当てられるハズだった年金が、再編費用に回されることが決定。窮地に立たされた3人でしたが、ジョーの頭から離れないアイデアがひとつありました......それは銀行強盗! 銀行で実際に強盗を目撃したことで、「自分たちにもできるのでは?」と思いつくのです。
「年金としてもらえるはずだったお金を強盗してしまおう!」。切羽詰まったおじいちゃんたちは、強盗になるためのトレーニングを、スーパーの万引きからスタートさせます。果たしておじいちゃんのはじめての強盗は成功するのか。心の中で「がんばれ!」とついつい応援してしまうほっこりストーリー。

 ともに笑い、ともに悩む、とても仲良しな三人組。きっと生涯で手に入れられる友情は少なくていいんだと思います。狭く深い人間関係、なんでも言い合える友情が若さの秘訣だと実感しました。また終盤でジョーが「If you are luckey, you get a couple of great friends(もし君がラッキーなら、人生で2〜3人の素晴らしい友達が持てるでしょう)」とスピーチするシーンが心に響きます。
きっと生涯連れ添える友達がいること自体、とってもレアで幸福なことなのかも。まるで、人生で大切にするべきものは何かオスカー俳優たちが語りかけてくれているかのようなスピーチをじっくり聞いて、若さの秘訣やおじいちゃんの知恵を学び、自分の人生に活かしてみてくださいね。

(文/トキエス)

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