『マイ・インターン』を観て、会社で人望を集めよう！

　今年も残すところわずかになってまいりました。今劇場にてロングヒットを続けている本作。もうご覧になりましたか？　早くも、来年2月にはDVD&Blu-rayも発売されます！

　主人公のジュールズ（アン・ハサウェイ）はNYでファッションサイトを経営するCEO。彼女の元にシニアインターンとしてやってきたのは40歳も年上のベン（ロバート・デ・ニーロ）でした。

　社長業に、一児の娘を持つ家庭の母親業にと多忙のジュールズは、はじめはベンのことを相手にしないどころかあまり快く思っていませんでした。でもベンの人生経験豊富なところや人柄の良さに段々心を開いて、仕舞いには頼りにするほどに。それはジュールズだけでなく社員も同様でした。

　そんなベンの素敵なところ。
　まず出で立ちです。カジュアルな装いの社員の多い職場でも、いつも決まってスーツ。手にはクラシックな鞄を持っていて、誰よりもきちんと見えます。
　次に、懐の広さです。何十歳も年下の同僚が借りる部屋がなく困っていると、妻に先立たれ独り暮らしの自身の家に一緒に住まわせてあげます。また、職場でできた同年代のガールフレンドとデートの約束をした日に葬式になろうとも、式に同伴させデートをキャンセルしません。
　そして、相手の立場に立てることができるところです。相手の立場で物事を考えることができるので、相手を喜ばせる言動が自然にできます。ジュールズが家庭と仕事のことで悩み辛い時、泣いてしまってもそっとハンカチを差し伸べ見守ってあげます。忙しく時間のないジュールズに代わってデスクを整理してあげたり、会社にCEOを置くかどうかの大事な決断で迷っている時は、優しく助言してあげます。また彼女の秘書への気配りも。ジュールズに秘書の努力を伝えるフォローを忘れません。

　このように、ベンの人間性には多くの学ぶところがあります。本作からぜひ会社で人望や信頼を集める方法を学んでみてはいかかでしょうか。人間関係をうまく築き、仕事をしやすくしたり充実させるのに役立つこと請け合いです。

（文／森山梓）