もやもやレビュー

『恋する惑星』を観て、タモさんにウキウキウォッチングさせたいと思った。

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 どーも。今日の映画部は『恋する惑星』を取り上げたいと思います。最近DVDも再発され(それまで絶版だったのが不思議ですが)入手しやすくなったので。

 日本では1995年に公開された、言わずと知れたウォン・カーウァイの出世作です。また、トニー・レオンやフェイ・ウォン、金城武を一気にスターダムにのしあげた作品でもあります。

 舞台は香港の重慶大廈。恋を巡るふたつのストーリーが交錯します。ストーリーだけでなく、手ブレを生かした映像や、テンポのいいカット割りなど、斬新な画面作りは、最初に観たときは、それはそれは衝撃でした。

 当時、高校生だった僕も、家にあったビデオカメラを取り出し、撮影担当のクリストファー・ドイルになりきって、手ブレシーンを撮影しようとしたものですよ。まあ、ブレ過ぎてなんのことかさっぱりわからない絵になってましたが。

 沢木耕太郎も『深夜特急』のなかで泊まった重慶大廈や、有名なエスカレーターのシーンが撮影されたスポットは日本人の観光名所にもなったほど。

 でもこの映画を観て一番思うのは、香港って坂多いなってことでした。最も有名なのは前出したエスカレーターのシーンなのですが、神戸あたりの山の手の風景を想起させます。

 だから、僕だったらこの映画、坂マニアのタモリさんにぜひ見せたい。
タモリさんだったら、この映画の新しい解釈を発見してくれるかもしれないですね。

(文/神田桂一)

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