『ソーシャル・ネットワーク』を観て、世界を変えるのはリア充じゃないと思った。
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僕の投稿にだけいいね!が全くつきません。平気です。
『ソーシャル・ネットワーク』はイケてない大学生活を送るエリートプログラマー、マーク・ザッカーバーグが、今や世界一のSNSになったfacebookをいかにして創り上げたのか、そしてその裏側にはどのようなドラマがあったのかがスピード感満点で描かれた作品です。アカデミー賞を始め多くの賞を獲得しているようにストーリー展開が美しく、facebookという会社のように映画も圧倒的なスピード感で観ていてワクワクします。監督のデヴィット・フィンチャーが、長くなりすぎた脚本をなんとか映画の時間におさめるために「早口でやればいいじゃん!」という天才すぎる解決策を出した結果だそうです。
この映画の主人公はリア充ではありません。友達も少なく、彼女にも罵倒されてふられてしまうようなイケてないインターネットオタクです。しかしそんなイケてないザッカーバーグが彼女にふられた腹いせに一夜で大学のサーバーをダウンさせるようなサービスを立ち上げ、そこから毎日毎日徹夜してたった1人でfacebookを創り上げるのです。
なんという負のエネルギー!! もし彼がモテモテのイケメン君だったらどうなっていたでしょう。彼女にふられても「まあいいや! 失恋パーティーしよーぜ!! ウエーイ! 」とかなっちゃうでしょう。そして新たな出会いがあるでしょう。というかそもそもふられないでしょう。リア充なんなんだよ! そうです。みなさん。世界を変えるのはリア充じゃないんです!! 土日なのに外にも出かけず誰とも会わず、楽天からのメール以外では携帯がピクリとも震えないこの僕のような非リア充なのです!! なので自信を持って家に引きこもりましょう! 友達からのいいね!がつかないことを誇りましょう! そんな自分にいいね!をしましょう。(うまくない)
まさに友達のいない人にこそおススメの映画です!!
(文/前髪ナガレ)